一周年企画
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リュークを連れ地獄に帰ってきた仁美は、鬼灯と顔を付き合わせ巻物を見つめて言葉を交わしていく。
「世界から犯罪をなくしたいという思想と犯罪者を殺すその両方の心理は理解できますが実行するには随分と狂った正義感ですね」
「話してみてもやっぱりノートが狂わせたんでしょうね。手は下しているがその通過点が名前を書くだけなので罪の重さがわからなくなってしまったんでしょう」
かわいそうに、と仁美が肩をすくめ鎖を巻かれているリュークは
「それでも体重が落ちるくらい精神にきていたみたいだぜ」
と口にし、仁美は冷たい視線をリュークに向ける。そもそもお前が遊ばなければこんな目にあっていないんだと勢いよく蹴りつける。
「ですが地獄に落ちてくることはないのでどこかに落ちた その先で、どんな呵責を待ち受けているのか……全く」
「本物の死神にでもなるんでしょうか」
「それは俺にもわかんねえよ。
「そうでしょうね」
鬼灯は巻物をまとめながら浄玻璃の鏡を映し仁美も視線を向ける。
「犯罪率は戻ってきてるね」
「ライトも多少は役に立ってたんだろう?」
「夜神くんの特別地獄を考えたかったのですが」
「ワア」
腕を組んだ鬼灯はしみじみとつぶやき仁美はヘラリと笑い夜神月の地獄は気になるといえば気になる。
だが彼は闇に落ちてしまうもので無駄なこと。それでも鏡のチャンネルを変えれ「キラ」を求める声もあるため、やはり社会貢献したことにも間違いないのだ。
「でもノートに名前を書こうとは思いませんね。そんなことをせず己の拳は己の理性で破壊する」
「白澤様にですね」
「鬼灯?とか言ったか?お前こそ地獄落ちじゃねの?」
「落ちたといえば落ちましたね」
どういうことだとリュークが首をかしげ仁美は鬼灯を見て同じくどういうことだときょとんとする。
「村の奴隷になった挙句生贄にされ死んだ身体に鬼火が入って地獄に来たので落ちたと言っても変わりないでしょう」
「へえ、鬼灯様だからイザナミ様の神殿にミズラ野郎をくくりつけてるんですね」
「探し出すのに苦労しましたが死後何らかの制裁を下すと宣言したので守らねば」
「嫌な有限実行だな」
それでも偉いですねと言うとどこが誇らしげな様子に仁美はパチパチと手をたたき鬼灯はカートに巻き物を置いた。
「仁美さんも似たようなものでしょう」
「そうですね。私も心臓抜かれて生贄にされた身なので鬼灯様と大した変わりはありません。まあ私は死後制裁を加えるとは考えられませんでしたから」
心臓は抜かれた上にまだ黄泉と言われていた場所に辿り着いてからMIXになったので死ぬことはもうないですね。
「心臓ないので」
再生はしているだろうけど下手な怪我は避けてますよと仁美は言う。
「噂で聞いたことはありましたがガチですか」
「ガチですよ。健康診断も不必要なので」
「だから毎年注射をしていないんですね」
羨ましいとみられる仁美がふふんと自慢げにしてみせる。
「でも最近(200年前)指を怪我した時に血が流れてきた上に脈を測られたら鳴ってるみたいで心音確かめたらたまに鳴ってるみたいです」
「では次回から健康診断をしっかり受けてください」
「ヒエッ……」
言わなきゃよかったとしているが鬼灯はメモを取り仁美はそのまま健康診断を受けさせられ、心臓は復活しておりぶっとい注射に泣いていた。
「さて、仕事しましょう」
「じゃあリューク連れて行きますね」
そう仁美は死神界へと向かって行った。
2025/08/19