一周年企画
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「地獄とは主にどんなところなんですか」
「どんなところ……と言いますと?」
「犯罪者の裁き方です」
「あ!それ僕も気になってました!」
監視カメラの中でみんなが眠りに入ったところ、同じカメラを見ていた仁美にふと思い立ったように L が口を開き松田も声を上げそのまま視線が2人に集中する。
「まあ基本は八大地獄と八寒地獄の2つに分かれ、さらに16部署がありさらにその下に計272の細かい部署が付随します」
「に、272……?!」
「簡単に言うと薬中は
「後半の開きは何ですか」
「あくまで目安です」
松田や相沢はかなり引き「全部」閻魔大王が決めるのかと呟いたので仁美は顔を向け「いえ」と訂正する。
「死後裁判は初七日から四十九日、三回忌まであり閻魔大王様だけでなく十王によって 詳しい判断が出されます。」
「10回も裁判されるんですか?!」
「だいたいは四十九日で終わりますがその後は再審なので変に暴れなければ後半戦はありません。ですが閻魔大王様はその地獄の統括もしているため第2補佐である私がこちらに動いたのですが」
そこまで話し仁美は紅茶を口につけふうと息を吐く。
「この後戻ったら書類があると思うと…はあ……」
「書類?仁美さんは犯罪者をフルボッコにしないんですか」
「フルボッコは昔してましたが昇進したので今は亡者の生前の記録を見てまとめたりします。中間管理職なんて大体は書類作業ですよ。まあ視察に出されたり新しい拷問が浮き上がったら上司と一緒に試しますが。」
「た……試す?」
仁美は特に考えることなく「はい」と頷き個人個人のための地獄を考える時、それはそれは遠足に行く前日のようにワクワクしますと微笑んだ。
「ちなみに亡者にも獄卒にも最も嫌がられた地獄はゴキ地獄です。私も嫌だったので獄卒の99%で取りやめさせました。あの時の 統率力は凄まじかった……いつもあれくらいならやりやすいのに」
と言うが、その場の全員が肌を泡立たせた
「ゴキ地獄……どうやって?」
「ガラスケースにチューブを入れてその中にゴキを投入するだけですが、見ていて私も鳥肌が凄まじかったですね。どんな地獄よりも過酷に思えます。」
その時も試したのかと聞きたくなるように見るが仁美は腕をさすって 嫌そうな表情をしているので確かに嫌だ。
松田たちも大量のゴキの中に投じられたことを想像してしまい肌がぷつぷつとしてくるのを感じた。
「その理論で言ったら私も地獄落ちでしょうか」
「竜崎は日本人ではないので 日本地獄に落ちませんEU地獄か天国か転生でしょうね」
EU地獄がどんなところか私は見たことがないのでどんな呵責がなされるかよくわからないのですがあちらは獄卒が悪魔になって誘惑をし堕落をしかけてくるようですと笑う。
いちいち笑い事なのかと聞きたくなる笑顔にゾッとしつつ「じゃあキラはどこに落ちるんですか」と言うと仁美が腕を組みうーんと考えてから口にする。
「行なっていることは人殺しなので軽い地獄には落ちないのは確かですが、世界の犯罪率が低下していることが考慮されるかもしれないのでそこは裁判次第です。でも仮のLを殺したことで正しく明確な殺意があり、さらに12名の FBI捜査官を殺したことで相殺しているので阿鼻地獄ですかね」
「阿鼻地獄?」
「地獄の中で最も重い地獄です。全ての地獄を足して1000倍にした地獄です。ちなみにかの織田信長も今はまだ地獄の最下層に落ちてる最中です」
「織田信長!?」
この鬼は本当に何歳だと全員の心が一致する。そこまで話して仁美はうーんと伸びをし欠伸をしている。
今までの話を簡単にする仁美に、やっぱりこいつは鬼だとゴクリと息をのみ見つめてしまう。
「仁美さんは全ての地獄を把握しているのですか」
「さすがに個人地獄の全ては 分かりませんが一応把握してますよ。でも時代に伴って増えたり減ったりしているのでその度更新していくので覚えておくのも大変ですよ~」
そうヘラりと笑いショートケーキに手を伸ばす。
Lがジットリと睨みつけたが 異に介さない。
「まあ、死後のお楽しみですね。悪いことはやめましょう」
それはまあその通りなのだが、あまり軽々と話す内容ではないだろう、それは全員の心の内であった。
2025/08/19