50,000HIT企画
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「傑くん、お疲れ様!」
「ただいま、仁美」
今日は傑くんの数少ない休日で、前日に「帰るね」というメールをもらっていて、両親から継いだ喫茶店に傑くんが帰ってきてくれた。
傑くんは呪術師という職柄で、私は見えないけど幽霊?みたいなものを祓っているという説明は昔にもらって信じている。
傑くんが17歳の時、夜に電話が来てなんだか落ち込んだ様子で「今、会いたい」と言われすぐ頷いたのは懐かしい。
あの日あのとき傑くんは双子の女の子と深夜の、まだ私が継ぐ前のお店に来てくれてぎゅう抱きしめられて。
「仁美は、私の話しを信じてくれる?」
と初めて耳にする弱々しい声に「傑くんの言うことなら全部信じるよ」と答え、その時に初めて傑くんの学校の内容を耳にした。
そして双子の女の子、美々子ちゃんと菜々子ちゃんが傑くんと同じく呪霊?を見れるために村ぐるみで虐待を受けていたと聞き、私のことを抱きしめながら「どうしよう」と迷子のように呟いたため私にはどうすることもできないけれど
「傑くんが何を一番に取りたいのかわからないなら、今は私を一番に思ってくれたら嬉しいな」
と告白まがいのことを呟くとすごく驚いた顔をされ酷くみっともない泣き顔で笑いかけてくれた。
そして傑くんにずっと引っ付いていた美々子ちゃんと菜々子ちゃんをお風呂に入れてあげて、私にできる治療を行いご飯を食べさせる傑くんにも同じくオムレツを作ってあげた。
これでも伊達に料理学科を専攻しているわけではないし、ゆくゆくは両親の喫茶店を継いで東京に支店を持つつもりだし。
そうしていれば美々子ちゃんと菜々子ちゃんは眠ってしまい傑くんと話し合って2人は私の家で引き取ることにした。妹ができて嬉しい。
その日から傑くんは休みの日には地元まで帰ってくると同級生である五条くんと硝子ちゃんを紹介してくれて、なぜか紹介された瞬間に
「私の恋人」
と言われ心底驚いたけれど私だってあんなことを言ったんだし不快よりも嬉しさが勝って笑顔で迎えると友達となってくれて。
そして調理免許を取るために東京の専門学校に進学し傑くんと私、美々子ちゃんと菜々子ちゃんと一緒に住むようになり、お店を持って。
これでも家が喫茶店をしていたわけだし料理は得意だし(というかそれしか取り柄がない)、学校の成績もいい感じで卒業し、開店祝いのように五条くんがメニュー表を作って訪れた時には笑ってしまった。
傑くんにメールを送ると「すぐ戻る」というだけの返事が来て、本当にすぐ来てくれた傑くん五条くんが喧嘩して硝子ちゃんが笑っていて。
呪術師という仕事の中で傑くんは最上位の特級呪術師というもので五条くんが同じ特級と話してくれた。
そうして何年も経ってる中で五条くんも傑くんも同じ呪術師の学校の生徒を連れてお店に遊びに来てくれて。
ついこの間なんかは五条くんが超巨大パフェ50㎝の白桃パフェを完食して任務に行って、その入れ替わりに傑くんが呪術高専という学校の1年生の虎杖くん、伏黒くん、釘崎ちゃんを連れてきてくれた。
普通のお客さんも来るけれど注文すれば何でも作る私のせいで喫茶店は大衆食堂メニューみたいになってしまっているけど「美味しい」って言ってくれるから嫌ではない。
でも五条くんが遊びに来る時は傑くんは任務でいなくて、季節のフルーツを使って新しいパフェを作ってとせっついてきて、帰宅した傑くんと一緒にパフェを考える。
というか五条くんが来たら報告しないと傑くんの機嫌が悪くなってしまうのだ。
私は傑くんしか見ていないというと笑ってくれるけど。
「仁美、ただいま。美々子、菜々子もただいま」
「夏油さん、おかえりなさい!」
「おかえりなさい~!」
「傑くん、お帰り。ご飯は?」
「食べたい」
私も傑くんも28歳になって、来年には美々子ちゃんと菜々子ちゃんは呪術高専に入学予定である。喫茶店の2階は私たちの住居だし、虎杖くんや特に釘崎ちゃんがご飯をせがみに来てくれる。
傑くん曰く、呪術師のたまり 場らしい。
私にはみんな同じみの呪霊というものが見えないけど、傑くんが教えてくれたからそういったお話しをすることもできる。
この間は真希ちゃんが双子の妹の真依ちゃんと超巨大パフェを食べに来たけど、今のところ完食したのは五条くんだけである。
「悟の甘党も困ったものだ」
「そうかな?私は楽しいからいいけど」
傑くんに夜食としてチャーハンと中華スープを作ってあげれば、夕食を終えたけれど中華スープの誘惑に負けて0時過ぎに美々子ちゃんと菜々子ちゃんも一緒にご飯を食べて。
でも美々子ちゃんも菜々子ちゃんも明日は(というか今日)学校だけれど、私はたまのお休みで、傑くんがデートに誘ってくれる。
「休まなくて大丈夫?」
「仁美といられるのが一番の休息だよ」
できれば一緒にお風呂も入りたいと誘ってきたのでお湯を 追い焚きし、傑くんの頭をわしはしと洗っていく。
気分は大型犬のシャンプーである。
「仁美も脱げばいいのに」
「わざと濡らしたら怒るよ」
傑くんは残念そうにため息を吐いたけど、「でも今日は一緒に寝れるね」と言うと嬉しそうに笑ってくれる。
最近になってようやく教えてくれたけれど、高専、17の時、私の一言で傑くんは『非術師』を皆殺しにしようとしたらしいけど、「私」を守る対象と見なし、それをやめてくれたらしいと。
最初こそ驚いたけれど、つまりは「私」を一番に思って「一番」においてくれることで未遂に終わり、それでも非術師に対して「猿」という言葉を使うこともある。私は違うと言ってくれるけど。
美々子ちゃんも菜々子ちゃんも傑くんを慕っているし、私のことも「お姉ちゃん」と言ったり「ママ」と甘えてくることもあるし傑くんを「パパ」と呼んでみたりして楽しんでいる。
二人が「パパ」と言うと傑くんは蕩けてしまいそうなほどに嬉しそうに笑ってくれる。
だから2人には傑くんの機嫌が悪い時に「パパ」や「ママ」と言ってもらうが硝子ちゃんからしたら私が構うだけで十分らしいけど。それはそれで荷が重い。
でも「それだけ」しか私にはできない。だから傑くんの機嫌が悪くて任務がお休みの日には私のお店にいて私が作ったご飯を食べたりコーヒーを飲んだり、2人きりになったら精いっぱい甘えてみせる。
そうすると一気にご機嫌になる。
硝子ちゃんからしたら「甘えん坊クズ」らしいけど、どういう意味かは分からない。
「ねえ、仁美。明日、私に付き合って」
お風呂を上がった傑くんは「髪を乾かして」と甘えてきながら問いかけてきて、私も私で明日はお店はお休みだからと頷いて。
一緒に寝て、朝、美々子ちゃんと菜々子ちゃんを学校に送り出してからのお昼に街に連れられて。
「そろそろいいよね?」
そうして連れられた先はたくさんの指輪が輝くお店で、傑くんのその言葉の意味を一瞬で理解した私は傑くんを見上げてしまって。
宝石の埋め込まれたエンゲージリングを渡された私は泣いてしまった。
「私と結婚してくれるよね?」
そういう傑くんは、本当にかっこよかった。
2026/02/03
広美様、婚約してしまいました。夏油さんの誕生日にはどうしても間に合わせたかったです。ご希望に添えましたでしょうか?リクエスト、ありがとうございました!