果てもなく(連載中)
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「おや?イヴさんじゃありませんか」
スーパーで食品を載せたカートを押していたイヴの耳に突然入り込んだ声に振り返り首を傾げてしまう。
誰だっけ。最近見たこともあるし話したことはある気もするけどと首を傾げている私に褐色肌の男は青い瞳を細め
「アゲハさん、今日はラストでしたね」
の一言に「あ」と声を上げ「安室さん」と呟けば、忘れていたのか僕のことをなんて表情を一瞬見せ、すぐにニコリと笑い「買い出しですか?」と。
「今週の食事当番私なので」
「へえ……エビチリですか?」
安心と信頼のクックドゥだと答え次いでにエビが安かったのでといえば私のカートを見ながらも
「僕も今日はエビチリにするつもりでしたので」
気が合いますね、という言葉に「はあ」と答えていても安室は気にせず色々話しかけてきて、なんだか然り気無く私の私生活やアゲハとの仲を暴いてきそうなもの言いに「面倒だな」と内心呟き
「冷凍のエビが溶けるので、これで」
と頭を下げれば安室はまだ何か言いたげであるが渋々と引き下がってくれて買い物を済ませてから車を走らせ帰宅した。
8時を過ぎる頃にアゲハが帰宅したけれどスーパーで安室にあったことは話さなかった。
だって忘れていたんだからしょうがない。
どうでもいいからね。
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