果てもなく(連載中)
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今日はいつもと違う裏道にそれた隠れたバーに入り飲んでいれば、私の横にぎしりと一人の男が座り
「一緒に飲んでも?」
そう囁きかけられた。それに驚きつつも視線を向ければニット帽に緑の目をした黒いジャケットを着た男が私に向かって笑いかけており、首をかしげながらも「どうぞ?」とつぶやいた。
「バーボンをロックで。」
彼女にはシルバーブレットを。
そうしてる目の前に置かれたグラスをカチッと鳴らし2人でグラスを傾ける。
「君はいつも一人で?」
「まあ……そんなところかな……」
「住まいは?遠いのか?」
「何で?」
「君のようなイイ女がこうして一人でいるのは危ないと思って」
「……忠告?」
「忠告?ははっ、そうだな、忠告だな」
またしばらく色々と話しかけてくるのを「はあ、」「へえ?」「そんなところ」と 曖昧に返してろくな返答をしていないのに、この男はめげもせず話しかけてきて。
ちょっと面倒な気持ちになっていればちょうどよくスマホが震え
「ちょっとごめんね」
と電話に出てついでに逃げちゃおうと支払いを済ませるとニット帽の男に手を振ってタクシーを止めそれに乗り込んで帰宅するとアゲハに
「助かった」
と頭を下げ、アゲハはよくわからなそうだが「良かった、お帰り」と笑ってくれた。
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