果てもなく(連載中)
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散歩からの帰り道、ちょうど小学生の下校時刻らしく私の横を笑いながらかけていく中、以前見たクラシカルな黒い車を見かけ
「お」
と思いつつ歩き去ろうとすれば脇道に1人の女の子がフードをかぶってしゃがみ込んでいた。
ほんの少し考えるが今はまだ帰るには早いので構うくらいはしておこうと脇道に入って声をかけた。
「大丈夫?」
私の問いかけに女の子は肩を揺らし勢いよく振り返ってきて、そして私はなぜ女の子がそこに座り込んでいたのかを知る。
足首に手が添えられていてよくわかった。そしてまた考えると私は女の子の前に回り脇に手を差し込むと抱き上げて 脇道を出て歩き出す。
そんな私の行動に女の子は激しい抵抗もせずむしろ肩に顔を押し付け何とか平静を保とうとしている。なんで。だが まあいいだろう。
「お家まで送るよ、道案内してくれると助かるな」
「……直進して3つ目の信号を左に……」
「ふふ……ありがとう」
女の子は私のパーカーをぎゅっと握りしめ小さく震えていたが気にすることもせず、灰原哀と名乗った女の子の住んでいる場所まで連れて行くと帰ろうとした私の手を軽く握り
「ありがとう」
と囁くような声に笑って、またね、と手を振っておいた。
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