果てもなく(連載中)
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お昼ご飯を作った私はアゲハの部屋の扉をノックしてみるが返事はなく、朝方までドラマを見ていたと言っていた言葉を思い出して起こすのをやめた。
作り置きで起きたらすぐ食べられるものにしておいたので起きたら勝手に食べてくれるだろうとラップをかけた。
外を見るとシトシトと雨が降っているので散歩に出かけるのもいいなと頷きホワイトボードに書き置きを残しブルーグレーの傘をさし外へ出た。
霧雨のような雨に匂いの消された街中を歩き、そして迷った。
信号を待たず青信号を辿って歩いていたのが良くなかった 。夕方までにはどこかの道に出るだろうとしていれば見上げた道路の看板にはこの先米花町と表示されており 随分と遠くまで歩いてしまったなと思う。
時刻はもうすぐ4時半を回る。
およそ4時間歩いて回っているのだが特に疲れが出ているわけでもないし、そうだケーキか何か焼き菓子でも買ってこようかと思い立つ。
この思い立つ行動で時間がだんだんと過ぎて行き、まあ電車にでも乗ればすぐなので、と駅前のパン屋で焼き菓子や 焼きたてのパンを購入し自宅の最寄り駅の切符を買い電車に乗り込んだ。
平日の帰宅ラッシュ。
私は濡れてもいいがパンが濡れるのは勘弁願いたい。
そうしていれば不意に視線を感じ窓の外を見ていた顔を上げその先を見れば眼鏡の男と目が合いすぐ目をそらされた。怪しい。
なので最寄り駅2つ手前で電車は降りタクシーに乗って自宅へと帰ってきた。
「おはよー…わ、いい匂い!」
「焼きたてだよ。夕食はパンでいい?」
と尋ねればアゲハは頷いてくれて、怪しい男については黙っておいた。
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