におい
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バンエルティア号が停まっている港まで着いたベルベット一行は、各々自由な時間を過ごしていた
心水を買ったロクロウは、船のなかでゆっくり呑もうと思い、船へ戻った
人が少ないからかいつもより静かである
船の中のリビングともとれる大部屋の扉を開けたとき、ソファに横たわるものが目に入った
「おっ、と」
それはアイフリード海賊団の紅一点、トシユキ
最初はこの男所帯の吐き出し口か何かかと思っていたのだが…
ソファに横たわっているトシユキはどうやら寝ているようで、服が捲れて腰が見え、無防備な姿で寝ているのはどうも心臓に悪い
彼女の目の前の机には紙束が散らかっていて、どうやら事務処理でもしていたらしい
大方疲れて寝てしまったのだろう
こんなに無防備だと誰か(俺も含め)が襲ってしまいそうだ
怪しまれるのも嫌なので違う部屋で呑もうと思い部屋を出ようとしたところ
「おう、ロクロウか」
アイゼンが部屋に入ろうとするところだった
「おう、アイゼン、お前の女が無防備に寝てるぜ?」
ニヤニヤしながらロクロウはそう言った
「あ!?」
アイゼンはソファにトシユキが寝ているのを横目で確認したようで
「……………なんで知ってる」
ロクロウに向かって鋭い眼光を向けた
「やっぱりそうだったんだな。別に俺にまで隠す必要ないだろ?」
ロクロウは呆れたようにする
「………何故気付いた?みなの前でそういう素振りを見せたことは一度もないはずだが…?」
アイゼンの目付きは相変わらず鋭いままだ
「トシユキからな、アイゼン、お前のにおいがするんだよ、相当可愛がってるんだろ?俺は鼻が良いからな」
鼻の下を人差し指で擦りながらロクロウはニヤニヤしている
「それに、お前に話し掛けるトシユキの態度もな、」
「くそ夜叉が…」
アイゼンは大変不服そうである
「あ、ちなみにアイゼンからもトシユキのにおいがするぞ?」
「うるせえ、もう黙れ」
ロクロウはアイゼンの弱味を握ってやったと言わんばかりに笑っている
諦めたような表情でアイゼンはため息をついた
「…そうさ、ずっと前からあいつは俺の女だ」
「よく死神に愛される覚悟が出来たなあ」
「ほんとうにそうだ…あいつは…俺と同じくらい馬鹿なのさ…」
トシユキを見ながら話すアイゼンは、ロクロウが今まで見たなかで一番優しい顔だった
「なーんだ、ちゃんと愛してるんだな、」
「どういう意味だ」
「いや、ただの吐き出し口だったらどうしようかと思ってたからなあ」
「お前そんなこと思ってたのか…」
「悪いか?」
いや、悪くない、と言いながらアイゼンはトシユキのほうへ歩み寄った
「事務処理をしててくれたのか…………おい、トシユキ、起きろ、もう夕方になるぞ」
『んっ…んんん…』
トシユキは目を擦りながら声をかけた主を確認する
「馬鹿、こんなことで腹出して寝てるんじゃない、襲っちまうぞ」
『あ、アイゼン帰ってきたんだね…おかえり…でもやだ…ねむい…』
仲良いんだなあとか思いながらロクロウは遠目で二人を見つめる
『ちゅーしてくれたら起きる…』
「おまっ」
焦るアイゼンだったが、どうせ見てるのは全て知ったロクロウだけだと思い、遠慮なしに横たわるトシユキに向かって屈んで口付けた
一方ロクロウは、唇が重なるところこそ見えなかったものの、目の前で至って幸せそうな男女を見て、純粋に羨望の感情が沸いていた
『あーーっ、事務処理の途中だったのに寝ちゃった…ってロクロウ!!!!??』
起き上がったトシユキはロクロウが居ることに気付き、慌てている
『え!?あ、アイゼンっ、!?あんな声色で話し掛けるからてっきりアイゼンしかいないのかと…』
「ロクロウにはバレたから、もういいんだ」
『バレたから目の前でキスして良いって…意味わかんないんだけど…』
アイゼンは少し寝癖のついたトシユキの髪を撫でた
どうやらトシユキも、二人の関係を他に悟られないように努力していたらしい
「いいなあ、お二人さん、俺も信頼のおける奥方が欲しいもんだ」
ロクロウはそう言いながら向かいのソファに腰を下ろし、持っていた心水をテーブルに置いた
『結婚はしてないんだけど…』
「なあ、心水の肴に離してくれよ、お前らのはなし、ライフィセットや女どもが帰ってくる前にな」
ロクロウは心水をあけながらそう言った
「対価は心水だぞ」
そのアイゼンのことばに、ロクロウは応、と返した
「よし、まずは馴れ初めから聴こうか」
「俺の話は長いぞ?」
皆が帰ってきたあとも、小部屋に移って話を聞いた
夜も深まって、あっという間に心水は空になって、アイゼンとトシユキは同じ部屋に消えていった
まあ、会うのは何日かぶりだ、そういうことだろうとロクロウは思った
「さて、エレノアでも探すかな」
まだ起きているかなと、ロクロウは大部屋に向かった
アイゼンは、ベッドに仰向けになるトシユキに覆い被さって、彼女のシャツのボタンに手をかけていた
『ねえ、どうしてロクロウにバレたの?』
「……知りてえか?笑えるぞ」
『なによ、教えてよ』
「お前から俺のにおいがするんだと」
聞いたとたんトシユキはひきつったような顔をした
「あ?お前なんでそんなに嫌そうなんだよ」
『いや、あんだけ舐め回したりしてりゃそうもなるのかな、と…』
「うるせえ、お前も舐めてるじゃねえか、ロクロウは俺からトシユキのにおいもすると言っていたぞ?」
『ええええ!!!恥ずかしい!やだ!舐めるのやめる!!!』
「あぁ?やめんな馬鹿、どうせ分かるのは鼻のいいロクロウだけだ」
文句を垂れるトシユキを黙らせるようにアイゼンは口付けた
「……隅から隅まで俺のにおいにしてやるよ」
アイゼンはトシユキの衣服を、強引に剥いだ
心水を買ったロクロウは、船のなかでゆっくり呑もうと思い、船へ戻った
人が少ないからかいつもより静かである
船の中のリビングともとれる大部屋の扉を開けたとき、ソファに横たわるものが目に入った
「おっ、と」
それはアイフリード海賊団の紅一点、トシユキ
最初はこの男所帯の吐き出し口か何かかと思っていたのだが…
ソファに横たわっているトシユキはどうやら寝ているようで、服が捲れて腰が見え、無防備な姿で寝ているのはどうも心臓に悪い
彼女の目の前の机には紙束が散らかっていて、どうやら事務処理でもしていたらしい
大方疲れて寝てしまったのだろう
こんなに無防備だと誰か(俺も含め)が襲ってしまいそうだ
怪しまれるのも嫌なので違う部屋で呑もうと思い部屋を出ようとしたところ
「おう、ロクロウか」
アイゼンが部屋に入ろうとするところだった
「おう、アイゼン、お前の女が無防備に寝てるぜ?」
ニヤニヤしながらロクロウはそう言った
「あ!?」
アイゼンはソファにトシユキが寝ているのを横目で確認したようで
「……………なんで知ってる」
ロクロウに向かって鋭い眼光を向けた
「やっぱりそうだったんだな。別に俺にまで隠す必要ないだろ?」
ロクロウは呆れたようにする
「………何故気付いた?みなの前でそういう素振りを見せたことは一度もないはずだが…?」
アイゼンの目付きは相変わらず鋭いままだ
「トシユキからな、アイゼン、お前のにおいがするんだよ、相当可愛がってるんだろ?俺は鼻が良いからな」
鼻の下を人差し指で擦りながらロクロウはニヤニヤしている
「それに、お前に話し掛けるトシユキの態度もな、」
「くそ夜叉が…」
アイゼンは大変不服そうである
「あ、ちなみにアイゼンからもトシユキのにおいがするぞ?」
「うるせえ、もう黙れ」
ロクロウはアイゼンの弱味を握ってやったと言わんばかりに笑っている
諦めたような表情でアイゼンはため息をついた
「…そうさ、ずっと前からあいつは俺の女だ」
「よく死神に愛される覚悟が出来たなあ」
「ほんとうにそうだ…あいつは…俺と同じくらい馬鹿なのさ…」
トシユキを見ながら話すアイゼンは、ロクロウが今まで見たなかで一番優しい顔だった
「なーんだ、ちゃんと愛してるんだな、」
「どういう意味だ」
「いや、ただの吐き出し口だったらどうしようかと思ってたからなあ」
「お前そんなこと思ってたのか…」
「悪いか?」
いや、悪くない、と言いながらアイゼンはトシユキのほうへ歩み寄った
「事務処理をしててくれたのか…………おい、トシユキ、起きろ、もう夕方になるぞ」
『んっ…んんん…』
トシユキは目を擦りながら声をかけた主を確認する
「馬鹿、こんなことで腹出して寝てるんじゃない、襲っちまうぞ」
『あ、アイゼン帰ってきたんだね…おかえり…でもやだ…ねむい…』
仲良いんだなあとか思いながらロクロウは遠目で二人を見つめる
『ちゅーしてくれたら起きる…』
「おまっ」
焦るアイゼンだったが、どうせ見てるのは全て知ったロクロウだけだと思い、遠慮なしに横たわるトシユキに向かって屈んで口付けた
一方ロクロウは、唇が重なるところこそ見えなかったものの、目の前で至って幸せそうな男女を見て、純粋に羨望の感情が沸いていた
『あーーっ、事務処理の途中だったのに寝ちゃった…ってロクロウ!!!!??』
起き上がったトシユキはロクロウが居ることに気付き、慌てている
『え!?あ、アイゼンっ、!?あんな声色で話し掛けるからてっきりアイゼンしかいないのかと…』
「ロクロウにはバレたから、もういいんだ」
『バレたから目の前でキスして良いって…意味わかんないんだけど…』
アイゼンは少し寝癖のついたトシユキの髪を撫でた
どうやらトシユキも、二人の関係を他に悟られないように努力していたらしい
「いいなあ、お二人さん、俺も信頼のおける奥方が欲しいもんだ」
ロクロウはそう言いながら向かいのソファに腰を下ろし、持っていた心水をテーブルに置いた
『結婚はしてないんだけど…』
「なあ、心水の肴に離してくれよ、お前らのはなし、ライフィセットや女どもが帰ってくる前にな」
ロクロウは心水をあけながらそう言った
「対価は心水だぞ」
そのアイゼンのことばに、ロクロウは応、と返した
「よし、まずは馴れ初めから聴こうか」
「俺の話は長いぞ?」
皆が帰ってきたあとも、小部屋に移って話を聞いた
夜も深まって、あっという間に心水は空になって、アイゼンとトシユキは同じ部屋に消えていった
まあ、会うのは何日かぶりだ、そういうことだろうとロクロウは思った
「さて、エレノアでも探すかな」
まだ起きているかなと、ロクロウは大部屋に向かった
アイゼンは、ベッドに仰向けになるトシユキに覆い被さって、彼女のシャツのボタンに手をかけていた
『ねえ、どうしてロクロウにバレたの?』
「……知りてえか?笑えるぞ」
『なによ、教えてよ』
「お前から俺のにおいがするんだと」
聞いたとたんトシユキはひきつったような顔をした
「あ?お前なんでそんなに嫌そうなんだよ」
『いや、あんだけ舐め回したりしてりゃそうもなるのかな、と…』
「うるせえ、お前も舐めてるじゃねえか、ロクロウは俺からトシユキのにおいもすると言っていたぞ?」
『ええええ!!!恥ずかしい!やだ!舐めるのやめる!!!』
「あぁ?やめんな馬鹿、どうせ分かるのは鼻のいいロクロウだけだ」
文句を垂れるトシユキを黙らせるようにアイゼンは口付けた
「……隅から隅まで俺のにおいにしてやるよ」
アイゼンはトシユキの衣服を、強引に剥いだ