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● ○ ● ○ 着いた頃には夜になってた。丈一郎に迎えられ入るとクラッカーの音が一斉にオレを迎えた。なんとみんなが集まって待っていてくれた。サプライズパーティーだそうだ。部屋にはチビキャラの似顔絵の描いた風船がぷかぷかしてたり、 Happy birthday! と書いたポスターなどでポップでキュートに彩られ、明るく楽しい感じに仕上げられていた。なまえがみんなを誘い、この部屋の可愛らしい装飾もせっせと準備してくれたらしい。乾杯の後、みんなからのお祝いムービーが映し出された。パタパタやっていたのはこれを集める為で、編集を小笠原に相談してたらしい。 みんなが集まってくれた事は、嬉しく、ありがたいと感じた。その中でもオレがひと際感激したのは、彼女の気持ちの込められた数々だった。胸にあたたかいものがじわりと広がるのを感じた。 丈一郎が頃合いを見てケーキを運んで来た。「おーい、王様。姫からのプレゼントをお持ちしました。お前のは今年も姫のお手製ケーキだぞ。この幸せ者め。心して食うように」 今年はみんなの分もということなのか、いくつかのホールケーキが出された。オレのはみんなのにはない、オレの笑顔のチビキャラとおめでとうの文字入りで、彼女の愛情が伝わる。味も旨くて、今年も頑張ってくれたのが分かった。食いながらまた嬉しくなった。 それが顔に出て[えらく幸せそうな顔してる]とみんなにも羨ましがられる羽目になったけど、素直に嬉しかったんだ。誕生日のオレを祝ってくれる彼女とみんな。笑顔に囲まれ本当に楽しい時間だった。 もう、なんていうか、サイコーに幸せだ。オレは珍しくちょっと酔った。シャンパンのアルコールと幸せに。 で、つい勢いに任せて彼女にハグしながら、本音を叫んでしまってた。「こんな女と結婚できて、ほんとーに幸せだー! サイコー! みんなもThank you!」 拍手やら冷やかしやらに包まれて、オレのそばには彼女の優しい笑顔。 I'm very happy! 今年も最高な誕生日を過ごせたことに、心から感謝した──。 ──It’s Wednesday's very happy birthday──End.
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