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● ○ ● ○ 今夜は早く食事にした方が良いだろうと、外食する事にした。「あー何だろう。些細な事なのに、もう! 何だかイライラしちゃうー。お腹が空いてるからかな?」「そうだなあ。腹が減ると人間、イライラし易くなるからな。あとは、やっぱり疲れもあるんじゃないか? さて、なまえ。何が食いたい?」「美味しいものー。お腹いっぱい食べたーい!」 具体的には思い浮かばないようなので、丞一郎に連絡してみた。オレ達の好みを把握してて旨いものと言えば、やっぱり丞一郎に頼むのが一番だ。やつの店ならリラックスも出来る。「おう、来いよ。腹いっぱい食ってけ」 そう言ってくれた。彼女に伝えると『そっか。おまかせコース、今夜は何が出るかな。楽しみー』と、ちょっと機嫌がなおった。 ● ○ ● ○ 動いたからかその夜の彼女は、よく食べよく飲んだ。「ねぇ、やっぱ僕って、変わってる?」「いや」「女子力低いのに格闘マニアみたいに見えるなんてぇ……。僕、いつまで経ってもすぅに、つり合わないじゃん」「そんな事ねーよ」「それに……トラブルメーカーだしなあ」 そうボソッと言って落ち込み出した。(如月のヤツ。なまえが、気にしてる事ばっか言ったからな。全くアイツは)「はーら。そんな顔、すんなよ。大丈夫。オレ達はお似合いだよ。これ、旨いぞ。食べてみ。はら、あーんしろ。くまさんの料理食って、美味しい幸せ顔になれ。どうだ? 旨いだろ?」 モグモグしながらこっくり彼女が頷く。「お前は、間違ってないよ。立派に刑事やってる。自信持てよ。明智さんにも褒められたろ? 努力するヤツを笑う方がおかしいんだ。聞き流せ、聞き流せ。大丈夫。お前は、お前が思うよりも、ずーっとイケてるよ。女子力だって低くねーぞ。あのな、オレはねぇ。可愛くて思いやりがあって努力家な、そんな奥さんが誰より一番大好きなんだよ。元気出せよ。なあ、なまえ、笑ってみ? ほら。オレの好きな笑顔、見せてみろ。にこーってしてみせろよ。お前の笑顔は、オレの元気のもとなの。出来たら、ご褒美に、美味しいお酒のおかわりをやるぞー。ほーらにこにこーって」 笑顔でそう言うと彼女も、やっと笑顔をみせた。「ん。可愛い笑顔。合格。じゃあ、ご褒美だ」 酒をついでやったら、オレにもついでくれた。もう一度、杯を小さく合わせ飲む。それからは、二人でゆったりとさしつさされつ酒を楽しみ、会話と旨い料理を楽しみ、いいひとときを過ごした。
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