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「はぁあぁーやっぱりチビって格闘マニアなのかなー。お前、変だぞ。チビ。普通の女の子は、そんなもん欲しがらない」「えぇー? 如月さん、僕って変?」「うん。チビ。はっきり言ってお前、普通の女の子とズレズレだよ。そういう変なとこ、なおした方が良いぞ? チビはさ顔は可愛いのに、残念だよなー。女子力も低いしなー」 如月の言葉を気にして、彼女が一気にシュンとする。彼女の頭を撫で慰めながら、如月に反論した。「如月、別に良いだろうが。女がサンドバッグやグローブが、欲しくっても。そうやって上っ面だけ見て、オレの女房を一般的な型にはめるなよ。それに刑事は、身体使う仕事だ。普段から身体を鍛えるのは、良い事じゃねーか。第一何に興味持つか、何が欲しいかなんて、そんなものひとそれぞれだろう。欲しいものは、欲しい。それで良いんだよ」「俺も一柳さんに賛成。別に何が欲しくても、良いと思う。如月、君って何でそんなに、いつも彼女をいじめるんだろう」「だよな。チビが怒らないのを良い事に、如月はいじめてばっかりだ。そういうのは、良くないぞ」「小笠原、明智、それはやっぱりあれよ。好きな子をいじめるってやつよ」「えー室長。ほんなら、まるっきり小学生みたいやないですか?」「そうよ。要はガキなのよ。でも如月、ほどほどにしなさいよ。あんまりやり過ぎるとね。アンタ、チビ助に本当に嫌われちゃうわよ?」「もう嫌われてるかもな。まあ、ガキはほっといて……なまえ。サンドバッグ買おうか。な? それでさ、オレと一緒に、楽しくトレーニングしよう。問題は我が家のどこに設置するかだけど……」 そんな会話中に小笠原が、ミニパソコンで調べてくれてた。「もっと高いのかと思ったら案外しないんだね。吊しと置き型がある。体験談に寄れば、吊しがおすすめらしい。音と振動は結構あるみたいだよ」 みんな興味津々で覗き込む。「音と振動かあ。ご近所迷惑になりそう。やっぱり無理かもぉ」「何か対策ねーかな」「いや、そんな無理にじゃないからいーよ。僕、諦める」 黙って考えてた室長が、そこで言い出した。「なら、捜査室に置けば良いんじゃない? 欲しいんでしょう? ほら、アンタ誕生日だしね。去年なんか『欲しいもの無い』って結局、何にもやってなかったしねえ。それなら、みんなからの誕生日プレゼントって事で、丁度良いじゃないよ。そうだ。チビ助、これとは別の欲しいものも、考えておきなさいよ? 今年の分。サンドバッグとグローブは、去年の分だからね」「穂積、本気? 許可取らないといけないんじゃないの?」「小野瀬、誰に言ってる? この俺が許可位、取れないわけがないだろう。ま、そこんとこは問題ねえよ。任せろ」「それもそうだな。穂積なら心配ないか」「そうよ。さてと、チビ助にはどれが良いかしら。どうせなら、丈夫そうなやつが良いわよ」「そうですねえ。丈夫なやつにせんと、お嬢のキックはスゴいからすぐ破けてしまうかも知れへん」 飲みながら小笠原に調べてもらいみんなで、ああだこうだと物を吟味した。
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