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「なまえ、じゃあさアイス買ってやる。それともプリンがいいか?」 後ろから包むみたいに顔を覗き込み訊く。アイスとプリンと聞いて『うーーーん』と悩み出した彼女。お酒も良いけど、甘いのも良いなあと、いう所らしい。もうひと押し。「せっかくだから桜見ながらお散歩して行くか? そうだ。そろそろ新作の美味しいのあるかも知れないぞ?」「しんさくぅ?」「うん。行くんならなまえの好きなのみーんな買ってやるけど? どうする?」「いくーぅ!」 ニコニコする彼女にクスッと笑い二人でコンビニまで行って、欲しがるものをみんな買ってやった。帰り道『桜が綺麗』だとキャッキャとはしゃぎ子供みたいに喜ぶ彼女。「そんなにはしゃぐと酔いがまわるぞ」笑いそう声を掛けたが、既に遅かった。桜を見上げながらまたくるくるしてた彼女は、足に酔いが来てふらふらと足取りが覚束ない。足がもつれ転びそうになるのを、支える。「危ない! あーあ。飲み過ぎだよ。ほら、乗れ……あ、片手ケガしてたらつかまれねーか。酔ってるし、落ちるな。じゃあこっちだな」 ひょいとお姫様抱っこして桜の下を歩き出す。「すぅ、表でこの抱っこすると、笑われるよー」「ふらふらじゃ、しょーがねーだろうが。この酔っ払い。ったく、お前は。ケガしてんのにそんなに飲んで。だいたいなーケガしてるなら先に言え。内緒にして無理するんじゃねーよ。危なかっただろう。後から知ってオレがどれだけ肝が冷えたか──」「へっへへー」「こら、お前聞いてる? 笑いごとじゃねーだろう? 何で隠したんだ? 秘密はダメだろうが」「んーー。あん時僕、浮気チュッチュにびっくりしてねぇー火傷のケガの事忘れてたもん。痛み止め効いてたしぃ。なーんだ。すぅ、他のひとと浮気チュッチュしてるキミがいけないんじゃんよぉ。あ! そうだ。じゃあ、僕も浮気チュッチュして良いんだよねー? 誰としようかなー」「ああ? 誰とキスするかって? お前、オレ以外の男とキスするつもり?」「うん。だって、すぅがしたら僕もするって言ったじゃん。すぅしてたもん。だから僕も浮気チュッチュを一回して良いんだもーん」「ダーメ! ぜってーダメ」「えー、何でぇおあいこじゃん」「おあいこじゃねーよ。そもそも、あれは浮気チュッチュじゃねーの」 言うと彼女が唇をちょっと尖らせた。
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