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「ああ、分かるな。その気持ち。俺も同じだ。翼やくるみの気持ち良さそうな寝顔見ると、幸せを感じるよ」「はあー。言うたら男の幸せってそんなんやろね。きっと。ええねー。俺も早よう、恋女房相手にそないに思うてみたいわ」「あら、私は思ってるわよ」「え? 室長。彼女おらへんのとちゃいますの? あ、もしや、誰かええおひとが出来たんですか?」「藤守。それなら、あんなに仕事ばっかりしてないんじゃない?」「私はねえ、うちのわんこどもが良い夢が見られますようにって、いつも思ってんのよ。こうやって、チビ助みたいにすやすや眠れますようにってねえ。本当、ぐっすり眠ってるわね。きっと王子の突撃来日に気が張って、よっぽど疲れたのね。全く人騒がせな。とんだひな祭りパニックよねえ」「ほんまですねぇ。無事お帰りになったから、まだええですけど、なんやあったら大変やったわ」「王子なんて窮屈そうだから、たまに爆発するのかも知れないけど、俺達にしたら困るね」「小笠原さんの言う通りですよー。困りますよ。もう勘弁して欲しいですよね」「まあな。だが抗議する訳にもいかんだろうしな」「いや、きっと大丈夫ですよ。明智さん。予定外に来日要望はもしかしたらまた、あるかも知れませんけど。今回のように内緒で突撃来日は多分、もう無いと思いますよ」「え? 昴、何で? 王子様がそう言うたん?」「違うよ。なまえが、王子のロベルト様にではなく、友人のロブたんに、周りを心配させるような、こういう事はしたらダメだと言ってきかせてましたからね」「はっはは……チビ助らしいな。変わらねえな。そういう所」「ですね。初めて組んだ時もオレがキャリアだの何だの関係無しに、納得出来なきゃ食らい付いて来ましたよ。なまえは……。最初は面食らいましたよ。ふふ……。ただの生意気なヤツかと思えばそうでもねーし」「ああ、そう、そうやねん。俺と初めて出会おうた時な。お嬢、えらい怒うててな。パンパンっと正面切って、思うた事を言うて来たんや。でも、話してる内に間違てる点や無理な点に気ぃ付いたらな。その点はちゃんと反省して、素直に頭下げんねん。すいませんでしたってなぁ。後から女の子って分かった時に、なんやあの子ぉ、男より男らしいやんと思うたの覚えとるわ」「あはは。いさぎがいいんだよな。チビは」「えー明智さん。チビは女の子なんだからそんなにいさぎがよくなってどうするんですかー。もっとこう女の子っぽくなった方が良いじゃないですかー」「如月はまだまだだな。なまえは十分、可愛いぞ」「はいはい、一柳さんにはそう見えるんですねー。チビバカだから」「あ? お前は……はぁー。本当に本質が見えてねーよなあ。まあ、それでもいいや。なまえの可愛さはオレが分かってりゃあ良いしな」
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