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黒執事コスは、すぐ見つかった。ウィッグも契約印入りのシエルのカラコンも、全部用意した。「なまえ、カラコンして目とか擦んなよ? 結構カラコンって危ねーらしいから。ま、ちょっとの時間だけだけどさ。気を付けろよ」「うん。了解です」 イベント情報を吟味していると源次郎からお誘いの電話が入った。「すぅ、源ちゃんがモモちゃんとハロウィンの仮装パーティーに行くんだけど、一緒に行かないかって」「ん? オレは大丈夫だけど。お前、それでいい?」「うん。じゃあ返事しちゃうよ。あ、もしもし。うん。うちらも行く! え? 何の仮装か? ああ、今年はね、黒執事。セバスチャンとシエルにするの。え? 源ちゃんも黒執事好きなの? うん! 僕も好きなんだよぉ。そうそう。ああ、もう用意したよ。うんうん」 なんかキャイキャイ言って、はしゃぎ出した。おやつでも出してやろうかと、その間にキッチンへ立った。(行く場所も決まったし、衣装もオッケー。あとは事件が起こらねえ事を願う──)「Pa Pa Party in The Pumpkin♪ ダンシング ダンシング Halloween♪ かわいいおばけと Hallo Halloween~♪」 そんな事を考えつつ、無意識にCrazy Party Night を口ずさんでいた。あれから彼女がよく聞いてるし、歌っているので、オレもすっかり覚えてしまった。いつの間にか来た彼女に後ろから、ぎゅっとハグされる。「すぅ ハロウィン楽しみだね。えへへ」 見れば、笑顔の彼女。微笑み返す。「ん? 電話、終わったんだ?」「うん。その曲、すぅもすっかり覚えたね。ふふ。ねえ、この曲。踊れそうだよね。振り付け調べたら分かるかな?」「ああ、ダンス教室で? 明日だな。次、これにすんの?」「うん、出来たら良いかなーって。すぅは、どう思う?」「んーハロウィンだし良いかもな」 少し前から、オレ達はダンス教室へ通い始めてた。 ダンス教室のきっかけは、或るショーパブだった。ちょっとした会話にショーパブの話題が出た。彼女はショーパブを知らなくて、室長が説明すると行ってみたがった。それならと、オレや小野瀬さんや室長達で夜遊びに繰り出す事にした。さすがにショーパブの行きつけなんて無く、そっち方面に明るそうな源次郎に『良い店がないか』聞いてみる流れになった。源次郎は『オープンしたての友達の店がある。超おすすめ! ご案内するわ』と張り切り、結局、源次郎とモモちゃん、ミイコときよに国枝も連れて、大勢で楽しむ事にした。店はなかなか良い店で、彼女もみんなも、楽しく過ごした。源次郎の友人のママがテーブル着いてくれて、盛り上げてくれた。ママと彼女はウマが合うみたいで、飲む内にすっかり意気投合して仲良くなった。 元々ダンス好きな彼女は『ステージが凄かった。踊りがキレがあってサイコー』とママを称賛した。ダンスの話題になり、ママがダンス教室も経営している事を知ると彼女は俄然、興味を持った。ダンス教室の方は、娘さんが中心になってやってるらしい。夜間コースがあるらしく、彼女はとてもやりたがった。
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