I was praying you'd be here with me.
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定主人公は男装女子なので男でも女でも通用する名前がおすすめ。
例えば、
ユキ、ジュン、アキラ、カオル、ユウキ、ヒカル、チヒロ、ケイ、ナギサ、ハルキ、ミチル、シノブ、ハルヒ、レイ、レン、リン、ミライ、ヒナタ、ユウリ、マコト、マスミ、ミソラ、ハヅキ、カヅキ、ヒロ、ユウ、シュウ、ハル、ナツキとか?
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「なぁ、庭が綺麗らしいぞ。ちょっと二人で見に行くか? な、行こう」
上着にマフラー、手袋をして彼女を連れ出す。
クリスマスだから彼女には、ずっと笑顔でいて欲しいんだ。みんなもきっとそう思ってる。『行って来い、行って来い』と見送ってくれた。
● ○ ● ○
「雪、止んだね。わぁ……見て。昴。庭、綺麗……」
「ん、綺麗だな」
二人で手を繋ぎ、しばらく庭のイルミネーションを見て歩く。彼女が『くしゅんっ』とくしゃみをしてプルッと震えた。
「寒いか?」
「ん、ちょっと寒い」
「そろそろ戻るか」
「ねぇ、昴ぅ。プレゼント、もうひとつちょうだい」
「あ? 良いけど今、何も持ってねーぞ?」
そう言うと『ふふ』っと笑いながら俺に抱き着いた。抱き止めて『どうした?』と聞くと彼女が『あのね……』と言いながらオレを見つめた。
「昴のぬくもり。ちょうだい……ふふっ。あったかい」
今のはきゅんと来た。
「本当にお前、可愛い過ぎ」
そう呟いてしばらくそのまま、抱き合った。
この仕事をしているとやってやりたい気持ちがあっても、今夜のように仕事が入り特別な事をしてやれない事が、不本意だが多々ある。
だが、そういう事で彼女から責められた事は未だにない。
オレとしては、責められなくても本当に不本意で内心、がっかりする。
(そういうオレの気持ちを敏感に感じ取るから尚更、彼女が我慢してしまうのかも知れないな)
空に向かい一心に祈ってた彼女を思い出す。
(また我慢させたな。でも今、一緒にいて抱きしめてやる事が出来て良かった……)
「なまえ、他にして欲しい事あるか?」
「ん? して欲しい事……えっとねぇ、帰ったら一緒にお風呂で洗いっこして、いっぱいイチャイチャして、寝る時は抱っこでくっついて寝たい」
「良いけど……。それだと、いつもと一緒だぞ?」
「ふふっ。良いんだよ。一緒で良ーいの。いっつもそれが幸せだから。それにぃー……」
「ん? 何だ? 言ってみな」
「……昨日、寂しかったから。その分イチャイチャするの。えへへ……」
照れたように笑う彼女。見れば頬が赤い。
「ふっ、恥ずかしいのか。もー可愛いなお前は」
愛しさが高まりきゅっと抱く腕の力を強くする。
「ねぇ……」
「ん?」
「昴は今年もサンタさんだったよ。僕の欲しいプレゼントくれたもん。やっぱりさ……君が最高のプレゼントだったよ。素敵なプレゼントをありがとう。サンタさん」
またキュンと来た。
「困ったな……」
「ん?」
「このままいたら、風邪引かせちまう。……だけど、離したくねー」
「僕も、幸せで離れたくない」
可愛い事を言う彼女に胸が、キュンキュンと高鳴る。愛しさに髪を撫で彼女に口づけた。