I was praying you'd be here with me.
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定主人公は男装女子なので男でも女でも通用する名前がおすすめ。
例えば、
ユキ、ジュン、アキラ、カオル、ユウキ、ヒカル、チヒロ、ケイ、ナギサ、ハルキ、ミチル、シノブ、ハルヒ、レイ、レン、リン、ミライ、ヒナタ、ユウリ、マコト、マスミ、ミソラ、ハヅキ、カヅキ、ヒロ、ユウ、シュウ、ハル、ナツキとか?
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
しばらく厨房で手伝うと他の客が帰って行った。
「昴、後はお前達だけだ。俺一人でまわせる。もう良いぞ。手伝わせて悪かったな。でもお前が手伝ってくれて助かった。ありがとうな」
「いや、良いんだ。オレの方こそ、いきなり大人数で悪いな。大丈夫か?」
「おう、大丈夫だ。今夜はクリスマスだろ。なまえちゃんと一緒にいてやれ。今夜も旨いもん食わせてやるから、楽しんで行けよ」
「ああ、ありがとう。じゃあこれ運ぶな」
料理を運びながら戻ると盛り上がっていた。彼女はとても楽しそうだった。
(ふふ。あの顔。たまには、みんなでこういうクリスマスも良いかもな)
「あっ、昴。おっかえりー」
「おう、お疲れ。ここ良いな。雰囲気も酒も料理も旨い!」
室長の意見に皆が頷く。
「癒されるよねぇ。この空間。十二月になってから忙しかったから、至福の時だよ」
「あ? 小野瀬、お前はジュースで至福の時か?」
「良いだろう。俺はね、雰囲気の話をしてるの。それにさ穂積はバカにするけど、このジュースもかなり旨いけど?」
室長と小野瀬さんが言い合ってると、彼女が『仲良いね』と笑う。
「ところでおチビちゃん。頬は、どう? 写真撮影までに治りそう?」
「んー多分、大丈夫ですよ。まだ日にちもあるし。でも、本当にお正月で良かったのかなー。三が日中なんてみんな、迷惑だと思う……」
「良いも何も、仕方ねーんだよ。親父が三日しか空いてねーんだから」
「何だチビ助、気にしてんのか? 昴の言う通りお忙しい警視総監が、空いてるのが正月なら、俺達が合わせるのが一番だ。正月逃すと次に空くのは、春なんだろう?」
「春じゃ、おチビちゃんが異動で余裕がなくなるよ」
「そういう事も配慮すると正月が一番良い。心配ないよ」
「そうや。みーんな楽しみに待ってんで。お正月で縁起もええし、丁度ええやん」
「今回は初詣警備も入ってねえしな。どうせならもう一度式やって三三九度もすりゃあ良かったのに」
室長の言葉に彼女がブンブンと手を左右に振った。
「良いよーお写真だけで。緊張しちゃう」
正月に式場で着物の写真を撮り、撮影後に新年会も兼ねてちょっとした会食会も予定している。
「ところで、あれはどうなったんや?」
「あれって何?」
「もしかして藤守の言いたいのは、王子様達の事?」
「そうや、小笠原も聞いてるやろ? 俺も、来たいって言うてはるって聞いたで? どうなんや?」
小野瀬さんが、こめかみを掻きながらこぼす。
「でも、来たいって言ってもねぇ。たとえ、お忍びで来たとしても大騒動だ。桂木さん達は招待したんでしょ? って事は、当日は休暇中だよねぇ。そうすると別の班が、正月早々任務につくのかな?」
「えー、それじゃ申し訳ないよぉ……」
「心配すんな。今アルベルトさん達が説得してくれてるから」
心配して顔を曇らせた彼女の頭を撫でる。
.