I was praying you'd be here with me.
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定主人公は男装女子なので男でも女でも通用する名前がおすすめ。
例えば、
ユキ、ジュン、アキラ、カオル、ユウキ、ヒカル、チヒロ、ケイ、ナギサ、ハルキ、ミチル、シノブ、ハルヒ、レイ、レン、リン、ミライ、ヒナタ、ユウリ、マコト、マスミ、ミソラ、ハヅキ、カヅキ、ヒロ、ユウ、シュウ、ハル、ナツキとか?
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「そらさんは、よく言われてそうですね」
……と瑞貴。
「うん。でも瑞貴だって言われた事あるだろう? 女の子ってそういう事、よく言うじゃん」
「それは、人にも寄るんじゃないですか? 僕は、なまえちゃんはそういう事を言うタイプとは、違うような気がしますけど」
「えー、そうかな。なまえちゃんだってドタキャンになったら言うんじゃない?」
どうなの? とでも言いたげに、そらがオレを見る。桂木さんが、遠慮がちにオレに聞く。
「その、言われたのか? それで喧嘩になったんであれば、俺にも責任がある。俺からもなまえさんに弁明を──」
「待って下さい、桂木さん。大丈夫です。言われてませんよ。喧嘩もしてません」
「本当か? 俺に気を使わなくて良いんだぞ」
「いや、本当です。喧嘩どころか『仕事なら仕方ない。無事に帰ってくれたらそれで充分。クリスマスは、後でやろうね』って笑顔で送り出してくれましたから」
「えー本当に? クリスマス、ドタキャンでも怒らないの? 昴さん作ってない?」
「あ? 作ってねーよ。何でそんな必要があるんだよ。そら、オレのなまえを、お前が合コンで引っ掛けて来る女どもと、一緒にすんな」
「なんか出来すぎじゃない?」
「そうだな。出来すぎだ。でも、実際そうだったんだ。あいつはな、そういうやつなんだよ」
「ふぅーん、あれかな? なまえちゃんも警察官だから、理解があるのかな」
「そうですか? 警察官だとか、関係ないんじゃないかと僕は思いますけど」
そらの意見に、瑞貴が言うと桂木さんも続き発言した。
「なまえさんだって、やっぱりがっかりはしてるだろう。俺が依頼したばっかりに、悪い事をしたな」
「いえ、それは良いんです。あいつ『桂木さんはオレを信頼して指名してくれたんだから、ありがたいね』って言ってたんですよ。オレが『確かにな』って返したら『信頼される程、優秀なオレはさすがだ。尊敬する』そう、言ってくれたんですよ。ですから、本当に気にしないで下さい」
「そう、か。……昴、良い奥さんをもらったな」
「フッ、でしょ。オレの自慢の女房です。でも、今あるのも桂木さんのおかげかも知れませんね」
「俺の?]
「ええ、躊躇ってるオレの背中を、桂木さんは押してくれたじゃないですか。あの時異動して、あいつと出会えたんです。感謝してますよ」
「ふふ。幸せですね。昴さん」
「ああ、幸せだ」
柔らかく笑う瑞貴に答えるとそらが騒ぎ出した。
「何? 昴さん、もしかしてノロけ? 良いなあ。俺もラブラブ彼女欲しいー。ねぇなまえちゃん貸して。一日だけでも俺も夢、みたい」
「あ? 貸すわけねーだろ。バカか」
「それは無理ですよ。そらさん」
「全くお前は」
オレの隣で瑞貴と桂木さんも呆れる。
(この感じ懐かしいな。本当に、任務自体には何の不服もねーんだがな)
そう思いつつ、彼女の事がまた頭を過って行った。