愛ゆえに。(H無し√)
夢小説設定
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例えば、
ユキ、ジュン、アキラ、カオル、ユウキ、ヒカル、チヒロ、ケイ、ナギサ、ハルキ、ミチル、シノブ、ハルヒ、レイ、レン、リン、ミライ、ヒナタ、ユウリ、マコト、マスミ、ミソラ、ハヅキ、カヅキ、ヒロ、ユウ、シュウ、ハル、ナツキとか?
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「え? いや、やだ……ダメ! 分かった! もう! やるよぉ! やらせていただきますっ! やっぱもう少し飲む! 酔ってなきゃ、出来ん!」
彼女は一旦片したコップと酒を持って来て、また飲み始めた。
「昴は他の用意しといて。……まさか曲無しで踊れとかいわないよね? そんなの滑稽でイヤだから! 昴専用サービスには、ムードとノリ、それとお酒が必要なのっ」
「フッ、了解」
彼女が飲んでる間に『どんな曲が良い?』と聞いてみる。
「うーんムードのあるのが良いかなー。ちょっとエロティックで……」
「じゃあ、お前の好きな[ジムノペディ]の[夜感リサイタル]とかは?」
聴き始めたのが、遅かったので知った時には[ジムノペディ]はもう解散したバンドだった。ラジオで彼女が[夜感リサイタル]を耳にして『セクシーな歌詞もこの声も大人な雰囲気のこの曲も良い! 素敵!』と気に入りアルバムを買った。彼女曰く『大人な雰囲気を楽しむ時に聴きたい曲』なんだそうだ。
「ああ、あれ、良いねぇ。エロティックで雰囲気あって……んふふ」
いつの間にか結構飲んだみたいで、彼女はちょっとエロくなって来てた。
「ねぇーセクシーショーって脱ぐやつでしょ? でもぉ、ストリップ見た事も、やった事も無いんだけどぉ」
「やった事あったら、さすがに焦る。無くて良いだろ」
「んー、だからどうやるか分かんないからイメージっていうかフリで良いの? ってことー」
「いいよ。てか、オレも見た事ねーしな」
「えー? 本当? 経験豊富な昴様も無いのー?」
「あった方が良かったのか?」
「そんな事、あるワケなーい。ねぇ? うまく出来なくても笑わないで? 笑ったらおしおきね。良い?」
「笑わねーよ」
そんな会話の後、オレの買ってやった薄いショールを取って来て、照明を少し落としクリップライトの明かりをスポットライト変わりに、オレ専用サービスなショーが始まった。
彼女はセクシーに舞いながら、焦らすように一枚ずつゆっくりと脱いで行く。セクシーな物腰と表情でオレを誘惑するように……。薄いショールをうまく使いながら、見えそうで見えない動きが、焦れったさを感じさせた。その焦れったさが、かえってそそった。それに加えスラリと白い手足の、艶かしい動きがエロティックで美しく見える。
(なまえは酒が入った、こういう時……かなり妖艶でエロティックになるよなー。彼女が酔うとエロくなるのを何となく知ってる奴らはいても、こんなに妖艶な彼女を知ってるは、多分オレだけだ。……この色気は、危ねー。盗られねーようにしないと)
酒を口にしながら、彼女が作り出す妖艶な世界を楽しむ。
(だけど本当に……色んな[顔]を見せるよな。それだけ色々経験して来たって事か。あるいは、天性のもんか。キリッと男顔負けの格好良さと強さを見せたかと思えば、繊細で脆く弱い面が見え隠れして、守らないと、と思わせる。……無邪気さや癒すような優しさ、健気さ、清純さ、凛とした美しさ……時としてこんな風に、妖しい色気をまとう……)
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