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彼女は居心地が悪そうに、赤い顔で小さくなった。瑞貴が声を掛けた。「なまえちゃん、気にすることないですよ。誰だってとっても好きなものくらいあります」「そう、そう、いいじゃん。そうだ! なまえちゃんの聞いたんだからさ、俺達もカミングアウト大会しよ! 不公平だろ。この瑞貴なんかすっごい動物好きだよ」「そらさんのカピパラと合コン好きよりは良いと思いますよ」「何だよぉ。いいじゃんか。班長ー、班長も*ゲロして下さいよ」「え、俺か? 参ったな……」「俺、知ってるよ」 そらが少し自慢気に言う。「桂木さんは家電だろ」「昴、お前、何故それを……」「あー先に言われた。俺も、海司も知ってますよ」「ふふ……班長、僕も知ってましたよ」「一緒に働いてれば、何となく分かりますよ。桂木さん、家電に詳しいし」 オレがそう言うとため息を漏らす桂木さん。「……はあー。お前達に、バレていたとはな」 その後も順番にカミングアウトして行った。黒澤が写真、後藤が趣味とは違うが、猫を飼っている事を言った。「あー、サイボーグもカミングアウトしてよ。一人だけずるい」「広末は、ずるいが口癖だな。仕方ない。私の好きなものは、プリンだ」「プリン? 秀樹兄ちゃんプリン好きなんだ? 僕も好き! 美味しいよね。ちなみにとろけるプリンより、固いのが好き。あとオムライスもとろーっとしたのより、喫茶店で出て来るみたいなスタンダードのが好き!」「なまえさんもオムライス好きですか?」 桂木さんが話に入ってく。「はい。ケチャップかかってるようなオムライスが、好きです」「チビ助は食いしん坊だから、色んなもの好きよね」「ふふ……でもこだわりが色々あるんですよ。玉子掛けご飯は好きだけど、半熟のゆるい、とろーは嫌いとか。オムライスのソースはケチャップが一番。ホワイトソースでもまあ良いけど、デミグラスソースはイマイチ。たこ焼き、お好み焼き、焼きそばの類いは青のり掛けないとか、結構あるんだ」「一柳警部補はなまえちゃんの好みを把握しているんですか?」 黒澤が聞いて来る。 「ああ、ほとんどしてるよ。どうせならなまえが美味いと思える方が良いだろ」「さすが、チビバカ。俺が大事にしてるのは、パソコン。次室長どうぞ」
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