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「おひなさまの手鞠寿司、可愛いー♪ 昴、上手ー」「じゃあ、これなーんだ」「わあ! リ*ックマだー♪ コリ*ックマまでいるぅー♪ きゃー可愛いー! すごい、すごい!」「お前、このキャラクター好きだろ? ネットで見かけたから、作ってみた。嬉しい?」「うんっ! すごーく嬉しい! ありがとう。これおいなりさん?」「うん、次はこのクマのオムライス、作ってやるな。今日はおいなりさん」「うん、楽しみにしてるね」 二人で料理を食べながら一杯やっているとインターフォンが鳴る。「ああーまた来やがった」「ふふ……定番化して来た」「笑い事じゃねーって。……はぁあぁー」 最近、アイツ等が何かってーと、押し掛けて来るようになった。先ず捜査室の連中が、押し掛ける。在宅が分かると如月が合コン仲間で仲の良い、そらと黒澤にメールする。その結果[大人数でうちで宴会]が、定番化して来た。『帰れ』と言ったって大人しく帰るヤツ等じゃねー。拒否すると、エントランスでギャーギャー騒ぎ出す。学習済み。(ったく、二人になれねーじゃねーか。それに、また横分けコンビまで、来やがった。コイツ等、忙しいはずだろが!) 後藤が来ているのが分かると、彼女はパタパタと寝室のクローゼットに向かう。そこに置いた包みを取って来て、オレに差し出す。「昴から渡して?」「おい、ほら、くれてやる」 受け取った包みを後藤にポーンと渡す。「なんだ? この包みは……」「パジャマだ。お前にくれてやるなら、パジャマに決まってんだろ」「五日が、誕生日なんでしょ? 昴と僕からの誕生日のお祝いだよ」「もしかして……一柳がオレの誕生日を、覚えていたのか?」「うん、覚えてたよね? 昴」「覚えてねーよ」「またー、昴はぁ。すぐそんな事言う。覚えてたのにぃ」「ローズマリーがか。……気味が悪いな」「覚えてねーって言ってんだろパジャマ」「フン、ローズマリー野郎が」(コイツ、やっぱりムカつく!) イラと来る。横から彼女がからかうような口調で言った。「ふふ……二人とも素直じゃないなー。仲良しさんのくせにぃー。何? そんなにお互いが、気になるのぉ? 昴は僕のなのにぃ、妬っけるーぅ。」「なっ!」「ほらぁハモちゃって、息ぴったりだもんな。もしかしてぇ……愛しちゃってたりする? 僕、負けちゃうかも? イヤー」「……はぁあー。また気持ち悪い事、言い出したよ……。なまえ、ヘン顔の刑にするぞ」「だってぇ、ケンカするほど仲がいいって、言うもーん。イケメンのBLか、禁断の……奪略愛? きゃー! イヤーン」「きゃー、イヤンってお前は……」 頭痛がしそうになりながら、呟く。訳の分からないと言う顔でパジャマが首を捻る。
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