大雪のその後で……。
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定主人公は男装女子なので男でも女でも通用する名前がおすすめ。
例えば、
ユキ、ジュン、アキラ、カオル、ユウキ、ヒカル、チヒロ、ケイ、ナギサ、ハルキ、ミチル、シノブ、ハルヒ、レイ、レン、リン、ミライ、ヒナタ、ユウリ、マコト、マスミ、ミソラ、ハヅキ、カヅキ、ヒロ、ユウ、シュウ、ハル、ナツキとか?
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「……なまえ、お前はオレの、だよな?」
「ん? うん」
「…………」
「えっ……す、昴?」
オレはセーターを捲し上げ、柔らかな素肌に唇を這わす。
「ちょっ……す、昴、ま、待って……あ……んっ……」
チリッと強めに吸っては、白い身体に痕を残す。
「なまえ、抱きたい……」
「で、でも……ちょっと待って……ね……」
「ヤダ、今すぐ……欲しい」
「さ、先に何か食べないと……もたな……ァ、ちょっ……ヮ、ァ……」
小さく上がった声に『ん?』と顔を見ると確かに青白い顔をしてる。
「なまえ? 大丈──わっ!」
ぐったりとなり、オレの方にグラっと倒れ込んだ。慌てて受け止めてソファーに寝かせる。
「大丈夫か? なまえ、貧血?」
「ん、ごめん……。目がぐるぐるまわって。マジ、エネルギー切れ……」
「いや、オレが悪かった。すまねー……食べられそうか?」
「うん、お腹空いた……」
キッチンに急ぎ作った料理をトレイに乗せ運ぶとソファーの下に座った。
「わぁー、美味しそうな良い匂い……はぁあ」
「食べさせてやるよ」
「ありがとう」
「スープからな」
「ん、パイ包み?」
「ああ、きのこシチューのパイ包み焼き」
サクサクっとパイを割り、スープをフーフーと冷まして口に運んでやる。彼女は『はぁあぁー』っと漏らし『美味しい……なんか染み込むー』と言って半分位食べると、ちょっと元気が戻り『よし! 起きて食べるぅー。一緒に食べよう』と起き上がった。
きのこシチューをテーブルに運び、レモンステーキ、トマトとワカメと玉ねぎのマリネ、キャベツとほうれん草のチーズココットも持って来て並べた。
「バターロールとクロワッサンがあるけど、ごはんが良いか? それとも、他になんか食べたいのある?」
「んー、バターロールを一つにクロワッサン一つ……でも、お腹空いてるから思うだけで、そんなに食べられないかなー」
「じゃあ、パンは途中で食べられそうなら出すか?」
「うん、はあぁーどれも美味しそう! 食べよう? いただきまーす」
彼女は『うほーっ』とか『とろけるぅー』とか『旨ー』『しあわせぇー』とか言いながら、頬っぺたを押さえたり、目を細めたり、にこにこしながらもパクパクと食べる。いつも以上の食いっぷりを見ながら言う。
「本当に腹減ってたんだなー。幸せそうな顔してる」
「ん、本当にぺこぺこだったの。昴、食べてる? ほら、あーん」
彼女は肉を一切れフォークに刺し、オレに食べさせてから『美味しい?』と聞く。モグモグと食べて『うん、旨いな』と答えると『でしょ』と笑った。
なまえと一緒に食うと毎度、毎度、本当に飯が旨く感じる。
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