大雪の中で。
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定主人公は男装女子なので男でも女でも通用する名前がおすすめ。
例えば、
ユキ、ジュン、アキラ、カオル、ユウキ、ヒカル、チヒロ、ケイ、ナギサ、ハルキ、ミチル、シノブ、ハルヒ、レイ、レン、リン、ミライ、ヒナタ、ユウリ、マコト、マスミ、ミソラ、ハヅキ、カヅキ、ヒロ、ユウ、シュウ、ハル、ナツキとか?
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予想通りさっきの電話は呼び出しだった。これからオレ達は、雪の中任務につく事になる。出来るだけあったかい格好をさせようと彼女に沢山着せる。
「昴、スーツ着ないの? こんなに着たら動きが鈍くならないかな?」
「あ? 時間外だし、夜間だからスーツじゃなくて良いよ。つーかお前、この雪の中で、外勤務だぞ? 夜これからなら朝方までかも知れねー。あったかくしねーともたないぞ」
「確かに……じゃあ昴もあったかくして?」
「ん、オレもお前にもらったセーターと手袋とマフラーして、あったかくするから安心しろ。靴は? 安全靴にする?」
「いや、あの安全靴は重くてヤダ。雪対応のコンバットブーツにする」
「ああ、一緒に買ったアレか、内ボアであったかいしな。ならブーツインしろ。格好よりあたたかさと安全重視」
「はい! 了解です」
準備を整え、車で向かう。
「ねぇ、なんでそんなチェーンの装着、慣れてんの? スゲー早かった。一輪、五分掛かってないんじゃん? すご過ぎー」
「ん? 前に練習したんだよ。緊急時にモタモタしてたら、困るだろ?」
「うん、昴スゴいね。尊敬するー。今度僕も練習しよ」
「じゃあ、コツを教えてやる」
「はい! 教官! よろしくお願いします……あっ! 信号が」
「消えたな。停電か。もう丁度、着いたけどな」
警視庁も真っ暗になってた。念のため持って来たマグライトで捜査室に行く。室長と小笠原、藤守、如月が既に来ていた。オレ達が捜査室に入ると自家発電が作動し電気がついた。
「昴とチビ助が来たか。後は明智だな……」
「すみません、遅くなりました」
二人で謝る。
「いや、そんなに呼び出しから経ってない。小笠原はまだラボの小野瀬の所にいたし、私は藤守と如月の未提出の書類を書かせる為に残ってたの。要するに全員、警視庁にいたのよ。全く……」
室長がため息をついた。如月が慌てて、話を変える。
「停電って、厄介な事になりましたねー」
「さっき聞いた話だと、電車ものきなみストップしてるそうですよ。交通機関はアウトですね」
それに藤守が続く。この二人は書類作成が苦手だ。新人のなまえの方がよほど、パッパッと手際が良い。従ってこういう光景をよく目にする。
「このまま待ってても、時間の無駄ね。打ち合わせしましょうか」
地図を広げ打ち合わせる。小笠原は中で、宿泊手配や連絡係。それ以外は要請のあった地区に出向き、交通課の応援をする。交通整理、帰宅出来ず困っている者、怪我人、酔っ払いの保護、雪かきなどをする事になる。
警察支給のジャンバーを羽織り、要請のあった駅前付近に出向いた。