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事前に調べたレビューによれば、駐車場はかなり混むらしく遊園地のすぐ前が駅なので、今日は皆電車で来ていた。考える事は皆、同じらしい。駅は遊園地から帰る人達でラッシュ時並みに混み合っていた。小野瀬:…これはすごいな。明智:大丈夫か?小笠原。小笠原:…俺、無理。藤守:無理言うたって、これは戻るのも一苦労やで。如月:食事予約した所って確か、何駅もないですよね?昴:ああ。如月:小笠原さん、頑張りましょう。藤守:ほら、掴まってええから。穂積:チビ助もお父さんと昴の手を離しちゃダメよ?迷子になるから。良い?なまえ:は、はい。昴:そっか、チビになってからラッシュなんて初めてだもんな。これは怖いよな。電車が駅に来てドッと押されるように乗り込む。穂積:これは本当に通勤ラッシュだわ…。明智:あ、小笠原、しっかりしろ。小野瀬:おい、堪えろ。こんな中で気を失ったら大変な事になるよ。小笠原が貧血を起こし倒れ掛け少しの間、オレを含めたみんなの注意がそちらに向く。と、彼女が繋いだ手にぎゅっと力を込めた。昴:ん?どうした?穂積:チビ助、手、震えてない?どうしたのよ?昴:お前、真っ青だぞ?なまえ:…あう、うぅ…穂積:何?どうした……ん?昴・穂積:あ゛ーっ!この野郎ー!何、触ってやがるっ!オレ達のデカイ声に乗客が驚き避けて少しスペースが空き、室長とほぼ同時に痴漢野郎を掴まえる。室長が頭をわしづかみに締め上げ、オレが腕をねじ上げた。そのまま次の駅で降ろし室長が連絡を入れる。小野瀬:俺達の前で良い度胸だねぇ。明智:チビに痴漢とは許せん!如月:痴漢するなんてっ!藤守:お前のようなやつは特に許せへん!腹立つわ。小笠原:卑劣!最低だ。皆が囲み怒りながらにじり寄る。男:…誤解だ!触ってない。この子の勘違いだ。昴:ああ?てめー、しらばっくれるな!ちゃんと見てんだよ。スカート捲ってケツ触って手を入れようとしてただろうが。穂積:勘違いじゃない。しっかりこの目で見てる。男:けっ……フン。そんなぶった格好して男、誘ってるくせに。だいたい男ぞろぞろ引き連れて…よう、ねえちゃんこんな大人数でこれからお楽しみか?俺もまぜろよ?ああ?もがき、ゲスな笑いを浮かべて なまえに顔を寄せる男。なまえ:ヒッ…うえっ……このおじさん…こわい…うぇーん…男:ああ?ガキの振りでカマトトか?それとも本物のバカか?一同:あ゛あ゛…なんだとぉ?お前ー…昴:ゲスな事言ってんじゃねーよ!穂積:本当、反省もなしに開き直りとは呆れる。小野瀬:この仕事じゃなかったらボコボコにしてやりたい所だねぇ。如月:本当ですよね。全く!もう連絡したんですよね?穂積:ああ、もう来るだろう。…ほら。バタバタと鉄道警察の連中が来る。男:お巡りさん!助けて下さい!変な奴等に絡まれて!鉄道警察:ああ?何を言ってるんだ!痴漢をしたんだろう。男:してません!こいつらが因縁を吹っ掛けて来て…「お巡りさん、嘘よ!」「そうだそうだ!見てたぞ」「俺も見たよ。そいつ痴漢だ」「この路線、前から痴漢が出るのよ。」「そいつ、じゃねえ?」この駅で降り遠巻きに様子を見てた人達が口々に言う。男:チッ!鉄道警察:ほら行くぞ!一人が連行しようと促し、別の鉄道警察の者が俺達にお疲れ様ですと敬礼をする。男:あ?あいつら何者…。鉄道警察:警視庁の刑事さん達だよ。下手な嘘は通用しないぞ。観念しろ!相手が悪かったな。簡単に調書を取り電車は止めてタクシーに乗る事にする。
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