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穂積:確保ーーっ!明智:15時47分。傷害、誘拐及び監禁の容疑で逮捕する。穂積:もう大丈夫ですよ。女性を拉致し車で連れ回していた男を廃ビルに追い込み逮捕。被害者を無事保護出来た事に皆がホッとし、室長が震える被害者に声を掛け手を差し伸べた。なまえ:!…っ!危ないーっ!室長の少し後ろに来ていた彼女がふっと上を見上げそう叫ぶと同時に地面を蹴った。─ドンッ─身を前に屈めるようにしていた室長の背を弾みのついた強い力で突飛ばした。ほんの一瞬の出来事だった。室長は被害者女性と共に前に弾き飛ばされるように転げ、直後何が落下した音が響き砂ぼこりが舞い上がる。昴:なまえっ!一同:チビ!穂積:…痛っ。大丈夫ですか?女性に声を掛け起き上がり、何事かと振りかえるとその情景にみるみる室長の血の気が引く。穂積:真山?おい、真山ー!昴:なまえ!おい!なまえ!しっかりしろ!「救急車!」「頭から出血してる!」「頭揺らすな!」「止血しろ」色々な叫び声が飛び交う。まもなくサイレンとともに救急車がやって来た。*****なまえ:……うーん……痛たたっ……昴:なまえ!穂積:真山!なまえ:……う、うう…あたまが痛いよぉー。痛ーいー。ううー…。藤守:看護師さん呼んで来ました!看護師と医師がやって来て診察するのでとオレ以外の連中は一旦廊下に出された。彼女は廊下にも届くような声でひたすら頭が痛い、痛いと言い続けた。普段我慢強い彼女がこれ程痛がるのなら余程の事だろうと皆不安にかられた。傍らで見守るが、彼女らしくない様子にどうも違和感が拭えない。医師が傷を診て、搬送時にした検査結果を見ながらなまえに質問し、鎮痛効果もある催眠鎮静剤を注射し、医師がオレへ「ご家族の方ですか?こちらへ」と説明する為に別室へ呼ばれ、室長と共に話を聞く事にした。医師:詳しい事はもっと検査が必要ですが、頭を打った為に記憶障害を起こしているようです──。医師によれば、記憶が一部喪失し、子供の頃までしか覚えていないようだと言う。いつ快復するのかそういう事は今現在全く分からないらしい。
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