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「結末、見られなかったのか?」「ん」「次のはどんなの?」「聞く? 次のはもっと支離滅裂だよ?」 頷くと『笑わないでよ?』と言い置いて話を始めた。「何だか分かんない見た事ない動物を、僕が連れて歩いてんの。んーとねぇ。ポケモンってアニメ、知ってる?」「ポケモン? 何となく……分かるかな」「男の子が、黄色ねずみみたいの連れて歩いてるのとか……CSで見た事ない? あんな感じなんだけど」「CS? ああ。そういえば見た事あるな。思い浮かんだ」「出会したヤツが闘いを挑んで来て、受けるかどうか決める。受けた場合、負けたら動物をとられるの。とられた動物はレベルアップの素材にしたり好きに出来る。勝者の自由なんだ。僕に挑んだヤツは、鼻持ちならないヤツだった。僕は売られた闘いを受け、勝った。相手の動物を引き上げる時、ヤツが言った。『お前、分かってるのか? 私のこれは、超レアだぞ。プレミアがついてるんだ。お前の、そのグズみたいなのとは違うんだ!』夢の中で、僕はその言葉にキレた。『ざけんな!』から始まってガアガア怒鳴った。んで、最後に死なない程度の一発を、お見舞いしてヤツを落とした。それで、ヤツの動物を引き上げた。プレミアの、その動物は言葉を話さないけど、怯えてるのは顔を見て分かった。僕は抱きしめて、頭を撫でてやった。『安心しろ。素材になんてしねーよ。あのな、レベルアップはトレーニングだけでも出来るんだよ。ちぃーとばっかし、大変だけどな。うちの子はな、みーんな僕とトレーニングして、鍛えて強くなんの。お前もこれから僕とこいつと、みんな一緒に毎日、トレーニングだからな。頑張れよ。お前は後から来たから、先にうちの子になったこいつが兄ちゃんな。仲良くしろよ?』って言ってみんなで仲良く帰る夢。何か訳分かんないよねぇ。ヘンな初夢」「んー、見た事ない動物ねぇ。でも、お前らしい……ふふっ」「ねぇ、昴。夢占いは出来ないの?」「夢占いは、さすがに分かんねーな。小笠原とかが、知ってそうだな」「あー確かに。でもこんなの話すの恥ずかしいよ。アホだと思われる……ってか、昴も幼稚って思った?」「思うワケねーだろ。最初の夢は何となく怖い夢だし、次のは闘う夢か。もしかして不安や、不満とか、ストレスがたまってんのかな? お前、何か我慢してるんじゃねーの?」 腕の中の彼女を覗き込み、聞いてみる。「んー別にしてないよ。こうして甘えてるしねぇ。昴、あったかいな」 そう言いながらオレに抱き付き、またスリスリしてる彼女の頭を撫でる。(でも[新婚疲れ]つーのが、あるらしいし。年賀状の時も[Another one bites the dust]ノリノリだったしな……。こいつ、自覚ねーけどストレスたまってんじゃねーかと思うんだよな。うまいこと発散させてやりてーな。さて、どうするか?)
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