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食べ終わりまた、再開しようとする彼女。「姫、こっちおいで?」 ソファーで膝をポンポンと叩き彼女を呼ぶ。 彼女はこたつの上とオレを交互に見て、寄って来た。ソファーに座るオレの前に立つ彼女の手を取る。彼女は繋がった手を少し左右に揺らし言う。「魅力的だけど、まだ終わってないよ? そろそろ出さないと元旦に届かないよ?」「残り、ほんの少しだろ? 後はオレがやる」「えーそれじゃ僕、ダメ奥さんみたいじゃない? まあ、昴のが早くてしかも字も綺麗だけど……」「ん? 姫も綺麗な字じゃないか。それに、ダメ奥さんじゃねーよ。姫はもう頑張ったろ? オレは十分助かったよ。ありがとうな」 ゆらゆら揺らしてた手を引いて、向かい合うように膝に乗せる。「それに、姫には大事なお仕事が残ってるだろ? オレにも出来る事はもう良いから、お前にしか出来ない事を頼むよ」「ん? 僕にしか出来ない事?」「そう。そろそろ補給の時間。姫、オレが燃料切れする前に、供給してくれ。ん? ……良いだろ?」 そう言うと意味が分かった彼女が『ん』と小さくコクッと頷くとオレの首に腕を伸ばし、口づけをくれる。 甘く柔らかな彼女のキスに酔う。「……本当だ。旨く出来たな」「うん? 何?」「お前の唇、甘い味がする……」「あ、チーズケーキ食べたから」「ん、また作ってやるよ。よし。寝室でイチャつく前に歯磨きして、風呂でイチャつくか。な?」 頷く彼女を抱き上げて言う。「歌姫さん、今夜もオレの為に歌ってくれよ。後で楽しみにしてるから。あ、今度はさっきのよりもっと Heavy に Shout しても構わねーぞ」 赤くなる彼女に、もう一度キスをしてリビングを後にした──。──年賀状と歌姫。──End.
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