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「いいよ。お前はオレの特別だから。サービスで抜け落ちたら、その度に何度でも思い出させてやる。特別に、な」「特別……」 呟いて静かになった彼女を『ん?』と覗き見ると、うっすらと桃色に頬を染め照れながら、とても嬉しそうな顔をしていた。 あんまり嬉しそうにするので『嬉しいのか?』と聞く。彼女は、ちょっともじもじとくねりながら『……うん……』と答えポッと耳まで染まった。 それが、可愛くて可愛くてきゅんきゅん来ながらぎゅっと抱きしめた。「なあ、あのさ大事な誓いだからなるべく抜け落ちねーように誓約書、交わそうか」「誓約書? んー良いけど……それって紙に書いてサインして捺印するのかな? そしたら僕、紙とペン持って来るよ」 動こうとする彼女を掴む。「そんなの、要らねーよ」 小首を傾げて疑問そうな彼女に、ちゅっとキスをする。「この大事な誓約は心で交わして、忘れないように身体に刻み込もう……」「え? それってさ……」 彼女の頬がまた赤くなる。もう一度ちゅっとキスして、彼女を抱き上げ言った。「さすが、相棒。察しが良いな。紙なんかで交わすより、ずっと忘れられない誓約の交換にしてやるよ。ま、紙で欲しかったらそれが済んでからだな」「…………」「クスッ。なまえ、真っ赤かだな」「だって……スゴそう……」 ボソッと小声で呟く。「あ? そりゃそーだろ。忘れん坊のなまえちゃんに、覚えて置いてもらえるようにするんだからなー」「ねーもしかしてさ、からかってる?」「んーどうだろーなー。ハニーはどうだと思う?」 そう問い返し笑うと『もー』と赤い頬を膨らませた。そんな彼女が愛しくて、膨らんだ苺色の頬っぺに優しく口づけた。「さー行きますよ」 大切な誓約を交わすこの夜を、なまえが【この先ずっと忘れられない】そんな熱い夜にしてやろうと、腕の中の愛しい彼女を見てひとり思った──。──君と交わす誓約。──End.
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