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「なまえ……そう、だよな。オレ『もう一人にしねー』って言ったもんな。約束は守らねーといけねーよな。……なあ、オレはこれからもお前を守るよ。お前がほっぽれって言っても、見捨てねー。だけど、お前にもう一つ誓ってやるよ。オレはお前を守る時に、自分の事も傷付けないように気を付ける。今まで以上にな。二人で一緒に無事でいられるように最善を尽くす」「本当?」「ああ、本当。お前とじいちゃんばあちゃんになるまで長生きして一緒に幸せに生きるんだもんな」「……うん、うん。一緒に、ね……」 そう言って彼女は泣き出した。「ああー、また泣かせちまったな」 彼女の頭を優しく撫でる。「ハニー……ひーめ。オレ、なまえを泣かせてばっかりだな。……ごめんな。なあ、許してくれるなら笑顔見せて。オレさどんなお前も好きだ。泣いてる顔も嫌いじゃねーけど。お前の笑顔が一番好きなんだ」 そう言って彼女の目元や頬の涙にキスを落とす。それから、同じように彼女がいつも好きだと言ってくれる笑顔で、彼女の顔を覗いた。「ハニー、笑って」 彼女はまだ目に涙はたまっているものの、泣き止み柔らかく微笑んでくれた。「やっとオレの宝物が、笑ってくれた。じゃあ、約束のキス……」 顔を近付けて瞳を閉じた彼女の唇に唇を重ね、彼女と自らの心に固く誓う。(オレは、この笑顔を守る為にオレ自身も彼女も必ず、守り抜く事を誓う)「……そうだ。なまえも誓え」「ん?」「お前はオレの、だよな?」『うん』と頷く彼女。「なら、オレの許可無く危ない事はしない。自分の事も大事にする。……誓え。あ、誓ったらちゃんと守れよ? 約束は──」「守るもんだ」 オレを真似て言う。「ふふ。よく分かってるじゃねーか。じゃあ、誓えるか?」「ん、許可無く危ない事しません。自分も大事にします」 そう言って彼女が誓いのキスをする。唇が離れて行った後、片眉を上げ『うーん……』と唸る。彼女は、ちょっと眉を八の字にして『何?』と心配気に聞く。「お前の事だから、今の誓いにも気持ちにも嘘はねーだろうと思う」『うん』彼女が真面目な顔で頷く。「でも、オレには手に取るように分かる」 小首を傾げて彼女が瞳で問いかける。「きっと、いっぱいいっぱいになって暴走し始めたら──全部抜け落ちる」 自分でも想像がついたのか『うっ』と発した彼女に『そうだろ?』と追い討ちを掛けると、酷く困った顔になった。「ごめん……バカで」 ぽそっと謝る彼女。(こういうのも可愛いけど……ちょっといじめ過ぎたな) 困ってる彼女に、優しく言った。
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