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「何、楽しそうだね?」 彼女がやって来た。 「んー? オレがいかに幸せか自慢してたんだ」「えー何それー。ヘンなのー」「ヘンじゃねーよ。だから小笠原も早くいい女見つけて幸せになれって話」「ああ、そういう事か。そうだね。でも、小笠原さんがその気になったら、きっとすぐだよ。だって人気あるもん」「チビ、小笠原は、人気があるのか?」「うん、っていうか、うちの男性陣はみーんな人気あるよ。あ! でも明智さんも、昴も、人気あっても浮気はダメだからね?!」「あ? するワケねーだろ。ねぇ?」「だな。俺もうちの奥さんだけで、充分幸せだ」「ふむ。よろしい」「クスッ。君は鬼嫁っていうより、かかあ天下だね」「え? あーダメだ、ダメ! 【目指せ! 可愛い奥さん!】だったんだ。可愛くしなきゃ」「フッ、そのままで良いよ」「またー昴はぁ。そんな事言って甘やかすと、鬼嫁になっちゃうかもよぉ?」「んー良いよぉ」「え? 良いのぉ? 何で? イヤでしょう?」「別に? 良いよ。お前がなりてーなら、鬼嫁でもな。それもまた一興だ」「はぁー昴って懐がでっかいねー。さすがだ。」「それに、お前のその性格じゃ、鬼嫁にはなんねーと思うけど?」「確かに、俺もそう思う」「大体な、チビ。結婚イコール鬼嫁と思う如月がおかしいと思うぞ。うちの奥さんを見てみろ。相変わらず優しくて可愛い」「おー、出た。明智さんのおノロケ。ラブラブ~」 からかう彼女に赤くなりながら、咳払いをする明智さん。「オホン、いいことだろう? 見習っても良いぞー。ハッハハ……ま、昴とチビも、きっと結婚しても仲良しでいるんじゃないか?」「……へへ。そうなりたいです」「な・り・ま・す、だろ?」「うん!」 元気良く返し、明るく笑う顔を見て彼女が、オレの妻になり、最初に【一柳さん】と呼ばれる時、どんな顔をするんだろうと想像する。 出来たら一緒にいてその表情を見たい。 今からその日が待ち遠しいと思った──。──一柳さん、?──End.
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