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● ○ ● ○「ねぇ、テラスにしない? 今日小春日和だし、せっかく海だし」 彼女のご希望を叶えるべく、テラス席でピザとソーダを頼んだ。 店員が料理を運び行ってしまうと彼女が周りを見た後、人目を盗むみたいにオレにちゅっと口づけた。 普段大抵、外ちゅうNGなのでちょっと驚く。彼女は『ふふ……』と笑い「ソーダ水の中写る~♪ あなたの瞳が♪ キレイで♪ 思わず口唇ふれた~♪」 さっきの歌を歌い笑みをこぼす。 その柔らかな笑顔がとても綺麗で幸せそうで一瞬見惚れると同時に嬉しくて、ちょっと照れた。「あ、昴、頬っぺ赤い。 ~♪ あなたのホッペタ 赤くなったヨ うん♪ ……本当に歌みたいになったぁ。ふふふ……」──ちゅっ── ちょっとくやしいからお返しに唇に口づけて、びっくりした顔の彼女に「~♪ 青空を待っててkissをしよ~♪ ……だろ?」 二人でプッと吹き出し笑う。「ふふ……あー本当に好きな曲になった!」 彼女を見つめながら口ずさむ。「~♪ 忘れないで僕がいつもそばにいる~♪」「……っ。もー。今……キュンってなって、グッと来てヤバかった。いきなり反則ー! 泣いちゃうとこだったよぉ!」「ハッハハ……。じゃあ ~♪ ぬけるような青空でチーズピザたべよ~♪」「クスッ、うんっ! はい、あーん」「ん? あーん……」 彼女が入れてくれたピザを、“モグモグ”と味わい食べる。食べ終わると彼女が覗き込む。「美味しい?」「ああ、すごく。幸せな味。ほら、食べてみな。あーん」「あーん……」“モグモグ"と旨そうな顔で食べてからふわりと幸せそうに笑い、「本当だ。幸せな味だ。んーすごく良い日! ね?」「だな」 小春日和の良く晴れたぬけるような青空の下、君と食べるピザは本当に幸せの味がして 今日の天気みたいな穏やかなあたたかさと共に幸せが胸の中にじんわりと広がって行った──。──君と"PIZZA"──End.
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