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「あっ、せっかく笑顔見られたのに、泣くなよ? ほら、笑って……ふふ、嬉しいか?」 オレがそう言うと目を潤ませたまま、にっこりと彼女は微笑み言った。「うん! すごく嬉しい。ありがとう……」「ん、オレはお前のその笑顔が、見られれば満足。具合は?」「ん? 大丈夫」「じゃあ、プリン食べながら、映画観るか?[E.T.]まだ観た事ないだろ?」 彼女をブランケットに包んで、膝に抱えてくっついて映画を観る。さっきはしょんぼりしてどうしようかと思ったが、今は楽しそうに映画を観てる。 熱も下がったし、笑顔も戻って良かった。「あーE.T.良かったー。好きかも」「ん、だな。ふふ……やりたいんだろ? ほら」 オレが人差し指を出すとへへっと笑い、人差し指をくっつける。二人して声を合わせE.T.のシーンを再現する。「アウチ! プッ……ふふ……」 何となく吹き出し、顔を見ながら笑い合う。「へへっ、楽しい♪ ありがと!」 何もなくても、君と君の笑顔があれば……。 それだけでオレはハッピー。「Trick or Treat……」 そう呟くと焦った顔になる彼女。「え? もう食べちゃったよ? 何もない。どうしよう……」(焦った顔も可愛い) そう思いながら、彼女の唇を指でツーっとなぞる。そのまま、至近距離で熱っぽい視線で彼女を捉える。そして、彼女にしか聞かせない甘い声で囁いた。「ん? じゃあイタズラして良い?」「えっ……はうー。そんなセクシーに……昴、僕、ドキドキして、心臓がもたないよ……」 まだ、キスもしてないのにちょっとうっとりしてる彼女。「フフ……。オレは飴よりも甘いキスが良いな。……Trick or Treat お菓子みたいな甘いキスをくれないと、いたずらするぞぉー。クスッ……」「……お菓子みたいな甘いキス? じゃあ……ハッピーハロウィン、昴……ん」 柔らかい唇が、重なり彼女がキスをくれる。オレをとろけさせる甘いキスを受け止めて、微かに唇を離し呟いた。「……っん……なまえ、ハッピーハロウィン……」 お菓子よりも もっと甘い君のキスで、オレ達のハロウィンの夜は更けていった──。──Trick or Treat──End.
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