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● ○ ● ○「ほら、なまえの好きなメニューにしたんだぞー」「美味しそうですね。昴さん、ありがとうございます。いただきます。……うわぁ、すごく美味しいです。昴さんは、やっぱりすごいですね。今度、作り方教えてもらっても良いですか? 私も昴さんみたいに作れるようになりたいんです」「…………」「すぐには無理かも知れないですけど、頑張ります」「おーい、なまえ。本当にそろそろ結菜の声真似とか、話し方の真似とかやめろよ。それに、その格好もやめろ。なまえらしさがまるでねーだろう」「昴さん。お気に召しませんか? すみません。私、もっと頑張りますから」 その返答に思わず『……はぁ』ため息が出た。(彼女はデリケートで繊細だけど。頑固でもあったんだっけ。しょうがねー。ご機嫌が治るまで待つか) ● ○ ● ○「昴さん。お風呂、入れますよ」「ああ、ありがとう。じゃあ、入るか」「え? それは……」「あ?」「一緒になんて……昴さん、お先にどうぞ」「ああ? なんだよ。お前、一緒に入んねーの?」「そんな……私、恥ずかしくて一緒になんて無理です」(そう言えば、未だに恥ずかしがって一緒に風呂に入ってくれないとか何とかって、海司も明智さんも言ってたな。あ? ……おい、おい、冗談じゃねーぞ?)「お前、そんな所まで真似しなくても……」「え? 真似って何の事ですか? 昴さん。とにかく、一緒は恥ずかし過ぎて無理ですから」「…………」(なんだか、結菜といる気がして来た。なまえ。結菜の真似、上手過ぎだよ……)「それじゃあ、昴さん。ゆっくり入って来て下さいね」 結菜の真似しながら、パタパタと行ってしまう彼女。仕方なく、一人で風呂に入る。「……はぁ。風呂に入っても、リラックス出来ねー。ちっとも落ち着かねー。だいたい、いつまで続くんだよ? これ」(しかし、鋭いよなー。全部、お見通しかよ。びっくりだ。──桂木班で結菜の警護に就いて、しばらくして良いなと思い始めた。結菜に惹かれてたのも事実だ。インタビューの時も、結菜を思い浮かべてフェミニンな子が好きって言ったんだ。異動したのも結菜が、ラブラブなのを見てんの嫌だって理由もあったんだ。けど……)「ふぅー」 またため息が出てしまい、湯で顔を拭った。
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