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「あはは……これはこれは、おチビちゃんにアテられたね。ごちそうさま。あれ? 昴君。そのドヤ顔は感じ悪いよ? 本気で奪っちゃいたくなるねぇ」「あ? 何です?」「もう、小野瀬さんっ! 昴をからかわないで下さい。ほら、昴も本気にしないの……さあ、さあ挨拶しよ。ね? はい、はい、先ずは昴からどーぞ。笑顔でね」 微笑む彼女に気を取り直し、咳払いをひとつ。「今日はわざわざ来てくれてありがとうな。まあ、オレ達はだいたいいつもこんな調子だ。良かったらまた会いに来いよ」「今日はありがとう! また僕達に会いに来てくれる? それでさー今度は僕達のお話も色々と聞いてくれると嬉しいな。僕、みんなと君の事待ってるよ。お・願・い、ね?」「出たー。チビのお願い。これじゃ来るしかないかもねー。本当にさ、公ちゃんも待ってるよー」「そうやで。また来たってな。賢史くんも待ってんで」「俺も待ってる」「おや、小笠原。お前が積極的なのは、珍しいねぇ。けど小笠原だけじゃなく俺も、君を待ってるよ。また君に会いたいな」「積極的とか、バカじゃないの? 小野瀬さん、アンタは鑑識だろ」「そうよ、小野瀬。小笠原の言う通り。ここは小野瀬の休憩室じゃないのよ? まあ、小野瀬には出さないけど、アンタが来てくれるなら明智が旨いお茶でも淹れるわ。ね、明智」「そうですね。とって置きのを淹れようと思う。是非、また来てくれ」「明智のお茶は旨いわよー? そうね、アンタがわざわざ来てくれるんだから、昴にも手作りケーキでも振る舞わせるわ。だからまたいらっしゃい。待ってるわよ。ま、来なきゃ迎えに行ってアンタも吊るそうかしら。やーね、嘘よ。でもまさか、私の誘いを断る訳無いわよねえ」「し、室長……怖いですよー」「室長、そないに脅したらあきませんて。それにアンタて……大事なお客様やのに、失礼ですよ」「ボス、藤守の言う通りですよ」「あら、アンタでも良いじゃない。ねえ?」 みんながまたワイワイ言う中、彼女が笑い出した。「ふふ、大丈夫だよ。そんなに不安そうにしないで。君の事は、僕と昴が桜田門の悪魔からだってきっと守るよ。ね? 昴」「ああ、オレの最高の相棒と一緒に守ってやるよ。ま、元SPのこのオレに任せとけば、何にも心配要らねーよ」「まあー失礼ね。本当にいじめる訳ないでしょ? 人を何だと思ってるのかしら」「セクハラ悪魔」「ああ? 小笠原、何だと?」「……何でもない」「何でもありません、でしょう? はぁー全く……あーじゃあみんな! 最後に最高の笑顔でビシッと決めるわよ。良い? せーの!」「また来てねー!!」 オレ達は声を揃え【その人】を笑顔で見送る。また会える事を願いながら──。──ごあいさつ。(改訂版) ──End.*昴の言う【その人】はもちろん、今これを読んでくれてる貴方の事です。読んでくれてありがとう。また、いらしてくれたら嬉しいです。*****感想はダイレクトメッセージまでお気軽にどうぞ*˙︶˙*)ノ──作者より
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