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──キスの日に……。── 風呂と夕飯を済ませて、寝るまでのひととき。ソファーでゆっくりとお茶を飲み、そのひとときを二人でリラックスして楽しむ。彼女はヘッドフォンでFMを聴き、その傍らでオレは本を捲る。「ねぇ、す・ば・るぅ」 彼女のちょっと甘えた声が、オレを呼ぶ。「んー?」「ねぇ、ねぇ……」 なんとなく甘さを含む可愛い声。その声に本から目を離し、彼女を見る。 すると彼女が、可愛い顔でキスのおねだり。(ん? 珍しいな。何だ? 急に) そうは思いつつも大好きな女に、キスをねだられて悪い気がするワケがねえ。もちろん、大歓迎。──ちゅっ──「えへへっ」 キスしてやると、何だかスゴく嬉しそうな彼女。(こいつ。可愛い……そんな顔されちゃ、止まるワケがねえ)──ちゅっ。ちゅっ。ちゅっ── キスを繰り返ししてやると、今度は彼女の方から積極的に、キスをくれた。オレの頬っぺや唇にちゅっ、ちゅっとしてくれる。(んー? 未だにどっか照れがあって、直ぐ恥ずかしがるなまえが、積極的……やっぱり珍しいなー)「んん? 嬉しいけど……急にどうしたんだ?」「えへへ……あのさー」 訊ねたら彼女はちょっと赤くなり、もじもじしながら口を開いた。「ん?」「今日、何の日だ?」「今日?」「ん、五月二十三日」「五月二十三日……んー、記念日じゃねーし……」「分かんない?」「ん、分かんねー」 「こーさん?」「ん、降参。教えて?」 思い当たらず素直に降参すると、彼女がまたちゅっ! とキスして教えてくれた。「今日ね、キスの日なんだって」「キスの日? そんなのがあるのか?」「うん、あるんだって。今、FMで言ってたの」(ふふ。それでキスのおねだりか。可愛いな)「じゃー、沢山ちゅーしねーとな」 そう言ってちゅっとまたキスしてやる。(フッ、嬉しそうだな。なまえはキス、好きだもんな。なら、いっぱいしてやるか)「ん。後、数時間しかないけどね」 言いながら彼女も、ちゅぅっとやっぱりキスをしてくる。
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