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「小野瀬。あのバカ……」 彼女は表情のない目でジロリと見て、面倒くさそうに小野瀬さんに『違いますよ』と答えた。珈琲を淹れ戻って来ると、無表情で小野瀬さんの近くの机に“トン”とカップを置いた。抑揚無く淡々と『どーぞ』と自分の席に戻った。そしてまた“バタッ”と机に突っ伏した。 珈琲を持ち首を捻りながら小野瀬さんが、オレ達の所へやって来て座る。室長が、小野瀬さんの頭を“バシッ”と叩く。「痛っ! 何だよ、穂積。相変わらず乱暴だなあ。ところでアレ、どうしたの? 昴くん、もしかして浮気でもバレたの?」 小野瀬の言葉に間髪入れず、室長が片眉を上げ低い声を出した。「あ゛ぁ? 浮気だと?」 同時にメンバーの殺気立った視線が、一斉にオレに集まった。慌てて否定する。「してません! 本当に、してないですからっ! 真に受けないで下さい」「そうか。ならいいが。……なあ? じゃあ、女が機嫌悪くなる事ってなんだ?」「やっぱり、女の子の日じゃない?」 室長の問いに小野瀬さんが言う。でも、違う。そういう時、彼女はお腹が痛くなったり貧血を起こしたりと、具合が悪くなる。前にひどくしんどそうで心配してたら、凛子情報などからそういう事だと知った。以来、貧血レシピとかオレに出来る事はしたいと思い、注意をはらうようになった。今は聞かなくても様子で分かるまでになり、一応は把握してる。「……違います」「なら、やっぱり浮気なんじゃ……」「如月、しつけーな。違うって言ってんだろ!」「ホルモンのバランスが崩れても、イライラするらしい。女性は女性ホルモンによってコントロールされているから、それが崩れるとイライラや鬱になるって……前に何かで読んだ」 小笠原が言う。「ホルモンのバランス? たとえばなんや?」「ストレス、不規則な生活、睡眠不足、疲れ、ダイエット、後彼女にありそうなのはサイズのきつい下着の着用……」「あかん。刑事なんてみーんなそんなもんやろ。チビかて、当てはまってしまうやん。ほんなら、バランス崩れ捲っとるんちゃうの?」「ホルモンのバランスか……。そういえばうちの奥さんもホルモンのバランスを崩して、大変だった事があるな……」「じゃあ、チビもホルモンのバランスの崩れですかねー?」
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