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────ある日の飲み会 ②○○○診断テスト。──「あ、チビ、チビ。お前これやってみな」「ん? 診断テスト? あなたのキラキラ女子度ぉ? 公にいもこだわるねえ」「ああ。如月くんは女子に、そういうのやってもらうのんが好きなんや。合コンでもよう言うてる」「なあに、それで盛り上げようって魂胆かしら?」「ま、穂積の予想は当たってるだろうねえ。女の子の好きそうな話題だし」「小野瀬さんもしてるの?」「小笠原、こいつには必要ないのよ。そういうのは。黙っててもあっちから群がって来て、キャーキャー大興奮だから」「それもすごいな。ボス達もまだ合コンしてるんですか?」「私は元々人数合わせにこいつに無理やり連れて行かれてただけだから。もう行かないわねえ。女は面倒だし。チビ助みたいな豪快でおもしろいのばっかりなら良いんだけどねえ。小野瀬、アンタはまだ獲物、捕獲に行ってるの? 合コンに」 それを聞いて彼女が『獲物──捕獲……』と呟く。ちょっと眉根を寄せたのを誤魔化すように酒をちびりとやりつつ、小野瀬さんを盗み見た。「おチビちゃん、そんな目で見ないで。穂積がオーバーに言ってるだけだから。穂積、誤解を招く事言わないでくれる? それにさすがにもう合コンは行ってないよ」「誤解、ねえ。チビ助。アンタは行かなくて良かったわねえ。アンタみたいにおぼこいのはこういう奴にすぐ騙されて──」「おぼ? なんとかって何?」「なんや、お嬢。知らんのかいな。関西方面では使うで?」「おぼこい。うぶなとか、無邪気なとか、世慣れていないとかそういう意味の言葉だよ。俺の地域、名古屋でも使うよ」「ほおー覚えとくね。ありがと、小笠原さん。でも僕ってうぶかなあ?」「そうよ。ま、耳年増みたいなとこもあるにはあるかもだけどねえ。とにかくアンタみたいにうぶなのは危ないの。小野瀬みたいのに騙されて、訳の分からない内にお持ち帰りされて。気が付いたらホテルの一室で3Pとか──」「えっ? ええぇえぇー! さ、さんぴぃい? お、小野瀬さんってそ、そ、そんなか? う、ううぅ。ダメ。僕、無理。許容範囲、超えた!」 顔を引きつらせる彼女。「ん? 安心しろ。大丈夫だよ。フェロモン全開の光源氏様にだってオレの奥さんは渡さねーし、騙されて過激で淫らなあーんな事や、こーんなエッチな事されないようにちゃーんと守ってやるから。んんー? あ、もしかして想像しちゃったのか? ぷっ! 久々に真っ赤か」「も、もー! だって昴。今わざと想像させるように言ったろう! し、しかし……過激で淫らでさ、さんぴぃって大人はすげーな。で、で、でも……ど、同意なら……ま、まあ、ありだよな。こ、個人の自由」 すげー焦りどもりながらそう言った。そう言うのがきっといっぱい、いっぱいだろう。それを受けて小野瀬さんも焦った。
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