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「あはは。アホの子二号は食べるの好きだからねえ。そういえばアホの子一号も、食うのが好きだったわねえ。……明智、家族連れ可よ。子守り要員も沢山いるし、妻子連れでいらっしゃい。チビ助、みんな、気合い入れて肉、食うわよー」「おー!」 彼女が元気良く答え手を挙げた。それを見て満足そうに頷く室長。「よし。で、小笠原。いつまでやってる訳?」「四日(月)から十一日(月・祝)開催で時間は、午後八時まで。十一日(月・祝)の最終日は午後六時が閉場。ミニイートインは午前十時半から六時。ラストオーダーは閉場の三十分前。最終日だけは、ラストオーダー午後五時──だって」「じゃあみんな、いつ行く? あ、アイツも連れてくか。小野瀬お母さん。電話、電話」 明智さんの家族と小野瀬さんとラボの二人も一緒に行く事になった。小さな子供もいる事から、夜よりは午前からが良いだろうと、日曜日に行く事に決定した。「さてと、チビ助」「はい」「肉の舞をやってちょうだい」「肉の、まい……?」「そう。アンタ、ダンサーでしょ。ダンサーといえば踊りじゃないの」「あのーお父さん。僕はダンサーでは、ありませんよー。ダンスは好きだけどぉ」「細かい事はいいのよ。肉を食える喜びを表現した肉の踊り、やってちょうだい」「おっとぉ、悪魔が無茶を言い出したー。さーダンサーチビは、この訳の分からない要望に、どう答えるのでしょうかー? これはどうなるでしょうねー。藤守解説員」「そうやねー。これは難題ですよ。如月くん。肉の踊りなんて聞いた事があらへん」 如月と藤守がふざけ始める。その横で彼女は『むぅー』と唸りながら考え込む。「ですよねー。けど、藤守解説員。肉の踊りってちょっと危ない響きがありませんかー?」「んー、肉やからねぇ」「肉踊り……確かに」「ね、ねっ? 明智さんもそう思うでしょー。肉と踊りの組み合わせはヤバいですよねー」「しかしなんやねぇ。毎度如月くんが言うと、ますます危ない気ぃが──」 小笠原が眼鏡をあげながらたしなめる。「君たち。止めなよ。明智さんまで一緒になって何、言ってるの? それ、セクハラだから」「す、すまん。つい」「うーん。肉だから、エネルギッシュな感じかなあ。ロック調とか? ……あー分からん。もう、適当ーだぁ!」「おっ、始まった! チビ、のっけからノリノリで弾けています! 藤守解説員、これはエアギターですかねー」「そうですね。いやーこれは、激しいですねー。それにしても、エアギター上手いですなぁ。ほんまに多芸なお人で、驚きますわ」「おっ、チビが室長の方に動きました! セッションを要求しているようです。今、何やらロックを歌うように室長に注文を出しました! あ、歌い出しましたねぇ」「お嬢のおねだりやから、断れませんねぇ。はっはは……お嬢もルイパパもノリノリやね」「おぉー! チビがステージからダーリンに、ウィンク&投げKissをした模様です。これは、羨ましいー」「ほんまですなー。相変わらずラブラブで、ええなぁ」「あ、ダーリンに今度はカモーンと手招きしてますねー。あの手つき。実に艶かしい。幸運な男、ダーリンはどうするのでしょうかー? あ、ああー、動きませんねぇー。ダンスの誘いにダーリン、動きません!」
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