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(なんか、ちょっと……)「お前、エロい」 彼女はにぃっと笑い太ももに手をやり『うっふん』とエロいポーズで言った。(からかわれてる……)「おーい、良いのか? そんなに煽って」『ん?』と聞く彼女を、とっ捕まえてニヤッと笑って言ってやる。「そうか。もうパーティはおしまいにして、オレが楽しむ番で良いんだな?」「えーおしまいダメ。まだすぅが作ってくれた美味しいのいっぱい残ってるもん」「ん、だな。まだ姫が作ってくれたケーキも食べてねーし、姫からプレゼントももらってねーし」 そう言うと、途端に目を泳がせる彼女。もぞもぞと後ろ手で何かを隠した。(さっきプレゼントを見た時の間といい、今といい、やっぱりヘンだ。何だ?)「ひーめ、何かあんのか?」「え? い、いやぁ……あの、僕。プレゼント忘れちゃった。ご、後日でも良い? あ、明日。明日二十五日で、クリスマスだし。ね?」「んー? 今、嘘ついた? あれ? おしおきかなあ? オレはちょっと前にお前が何かをラッピングしてる姿を見掛けてる。多分、その後ろに隠したのがそうだろう? それ、オレのだろう? 何で隠すんだ?」「こ、これはぁ。し、失敗だったのでやっぱりあげられません」「失敗? ふぅーん。良いから見せてみろ」「ダ、ダメ……」「……は無し。良いから、出せ」 ジッと見据えて、隙をみて奪い取る。「あ! ああ……」「もう観念しろ。開けるぞ」 包みを開くと手編みのセーターが出て来た。「ん? セーター? あっ……」 広げるとそれもタートルネックだった。バツが悪そうな彼女。「ごめん。かぶっちゃった……」「何で謝るんだよ。すっげー嬉しいよ。何が失敗?」「だって、きみと同じものになっちゃったしぃ。それに、きみのが網目も綺麗でお洒落だし……恥ずかしいよ」「ばか。お前のも上手だよ。この色もオレ、好き。それにお揃いだって良いじゃないか。何がダメ? 着てみて良いか?」 くまの着ぐるみを脱いで、セーターとジーンズに着替えた。「あったけー。気に入ったよ。ありがと」 彼女をギュッと抱きしめた。「ふふ、なあ。前にもあったな。こんな事」「ん?」「別々に同じ贈りもんしたろ。ほら誕生日の、バラだよ。本数まで同じだった」「ああ、あれはちょっとびっくりした。ふふ……」「今日も同じ。オレ達、やっぱり気が合うよな。なんか、嬉しいぞ」「んーそう言われると僕も嬉しい……すぅ……」
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