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──サンタガールとお家クリスマス。──「なあ、酔っ払いのサンタガールさん」 そう呼び掛けると『うーん?』と振り向く彼女の手には、カクテルグラスがしっかり握られている。「何でオレ、くまなの?」「んーんー? 僕がぁ、くまもすぅも好きだからぁ。ふふ、すぅ、可愛いよーぉ。似合うーぅ」「何だか分かんねー理由だ。第一、お前のが似合うだろ」「えーじゃあ、すぅ。これ着るぅ? サンタガール」「いや、それは無理。くまの着ぐるみより無理」「なら、すぅはくまちゃんサンタでいいね」「なんか、丸め込まれた気が……」「もーすぅ! 何、ブツブツ言ってんの? もしかして、気に入らないのぉ? 喜ぶかと思って、サンタガールにしたのにぃ」 むぅっと口を尖らす彼女。「いや、喜ぶよ。可愛いの見られて嬉しい」「ん? 嬉しい? 本当? えへへ、ならいいや」「お腹とか色々出てるけど寒くねえか?」「んー寒い。すぅ、抱っこ。あっためて」「いいけど」 着ぐるみだと思うように抱けない。つーか、こんなセクシーな彼女を抱いてるのにオレがちっとも楽しくない。「なぁ、やっぱくま。脱いでいい?」「えー可愛いのにぃ。ダメー。ねぇ、ねぇ。そんな事よりパーっとやろうよ? ほらほら、飲んでー。ふふふ……」「あー、飲みながらクルクルしないの。危ねーし、酔いが回るぞ」「ねえ、すぅ。楽しいね。今年もすぅとクリスマスが出来て僕も嬉しい」「そうか。それは良かった。じゃあ、くまちゃんサンタからクリスマスプレゼントをあげよう」「わーい! ありがとう。開けていい?」 頷くと彼女は早速がさごそと包みを開けた。(迷った末、今年もオレの手作りの品。喜ぶかな? こいつなら喜んでくれそうとは思うけど) ちょっと期待して見守ると『あっ』と声を発して固まった。(あれ? 予想外の反応……気に入らなかったかな。ざっくりタートルネックのセーター。彼女、ざっくり大き目の、こういうのが好きそうだと思ったんだけど) ちょっと心配になって『気に入らなかった?』と聞こうとした時『わーこれ手編み? 網目が綺麗。上手いね。デザインもお洒落。素敵。着てみよう』とサンタガールの上に着だした。サンタガールのかなりミニのスカートがすっぱり隠れた。
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