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● ○ ● ○ 昴とチビ助を送り出すと小野瀬が笑う。 「本当に、彼はおチビちゃんの事になると余裕が無くなるんだな。ふふふ。あんなに思われてるのに」 「まあな。あの戻った時の勢いは、さすがにびっくりした、な。ふっ、あり得ねえだろうが」 「確かに、セクシーボイスだったけどねぇ」 「だが、無理もねえかもな。この所、あのチビっこい身体でひとの倍も働いてるようなもんだからな。疲れもたまってんだろ。そろそろ休暇も取らせないとな」 「だねぇ。身体、壊しちゃうよ」 「ああ。チビ助の頑張りでプロジェクトも多少は落ち着いて来たろうから、昴と相談してみる。さ、俺も帰るかな。小野瀬、お前は残業か?」 「うーん、俺も今日は上がろうかな。穂積、飯でも行く?」 腰を上げカップを片す。チビ助の机のマッサージ機を持ち帰ろうかと手を伸ばしたが、止めた。 「あれ? 穂積。それ、持って帰んないのか?」 「ああ。捜査室(ここ)にあれば、またあいつが使うかも知れないしな。俺が肩揉んでやる訳いかねえが、少しでも疲れが取れる、ならな」 「親心、か。あ、でも。また、あのセクシーボイス出さなきゃ良いけどねぇ。アレ、藤守くん達が聞いたら大変だろう」 「確かに。如月や藤守が聞いたら大騒ぎになるな。でも、チビ助にそんなにえろいっていう自覚は多分ねえだろう。ありゃ、天然のえろ公害だな。……全く、しょーもねえ、手の掛かるやつらばっかりだ」 「ははは。捜査室のお父さんは大変だ」 そう笑う小野瀬と捜査室を後にした。
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