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（なまえ：さて、どうするか。昴達が安全な所まで逃げるのに５分、いやプリンセスもいるし……。少なくとも１０分は時間を稼がないと。このまま潜んでいるか、あるいは隙をついて抜け出すか。どっちが昴やプリンセスが見つからずに済む？ 落ち着いて考えないと）
僕は、色々なシーンを想定して考える。
（なまえ：やっぱりここに居たら、窓に目が行くかな。それじゃバレてプリンセス達が追われる。奴らは４人として、武器は *ダガーが２人、銃が２人…武器が無きゃ４人ならいけるけど、武器持ち４人はキツいか。引き離して１人か２人ずつならなんとか……。よし！
そっとドアを開くと煙にまかれないように低くして、鉢植えの物影に移り身を潜める。
（向こうも煙で見え難いはずだ。チャンスはきっとある！）
犯人Ａ：おい、居たか？
犯人Ｂ：いねえよ。全くどこ隠れたんだ。
犯人Ｃ：何でも良い！ 早く探せ！
犯人Ｄ：煙幕焚きすぎなんだよ！
犯人Ｃ：うるさいっ！
犯人Ｃが離れる。
犯人Ａ：ケッ！ 威張りやがって
（なまえ：１人離れた。まずはアイツだ）
ヒールを脱ぎ手に持ち足音を立てないように、犯人Ｃについて行く。気配を消す事は、子供の頃から慣れたものだ。
*ダガーとは全長10～30cm程度の諸刃の短剣の事。日本では2008年11月28日より刃渡り5.5cm以上の剣は銃刀法違反の対象になり所持を禁止されている。
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