昴:今は可愛い系のメイクだから、チャイナ用にちょっとセクシー綺麗系に直すか。
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昴:ん、こんな感じか。スマホ、スマホ…写真撮るぞ。よし、ポーズとれ。
なまえ:え?ポーズってどういうの?
昴:そうだなあ…あ、良いの思いついた!
昴:ええと…椅子になこうやって…足はここ。こっちはこう。スリットから足見せて…腕は椅子の背にこうやって…顔こっち向けて、おねだりの目してオレの方見て…そうそう、ちょっと誘うみたいに笑え…おっ、うまいじゃねーか、そのままでいろよ。撮るぞ。こっちからも一枚。顔のアップも。
昴:立ちポーズも欲しいな。そうだなあ…ここにこうやって立って。顔こっち。オレを誘惑するつもりで色っぽく見つめてみな。そうそう、その顔ソソるなー。
昴:今度、顎ちょっと上げて、ちょっと口開いて目線はこっち。うん!最高ー♪オレの女は宇宙一良い女だなー。なまえは何でも似合ってきっとモデルも出来るぞ。
なまえ:ふふ…僕にそんな事言うのは昴だけだよ?
昴:いや、お前が自分の魅力に無自覚なだけ。そうだ、お前の写真貯まったら、本にしてもらおう。
なまえ:え?ほ、本って?
昴:写真を本みたいにしてくれるサービスがあるんだよ。つまり俺だけの写真集。
なまえ:そんなサービスあるんだ?
昴:ああ。
なまえ:……僕も欲しい!
昴:あ?お前も?記念にか?
なまえ:違う違う、自分の写真じゃなくて昴の写真集だよ。僕も昴をいっぱい撮ろう。あ、そうだ。一緒のもいっぱい撮ろう?なんか良いよな。ニ人の…僕達だけの写真集。
昴:ああ。良いな。沢山撮ってな……んじゃ、又撮影会しような。さて、風呂入るか。
なまえ:う、うん。又一緒に入るの?
昴:なんだ?嫌か?
なまえ:嫌じゃないけど、いつも一緒で昴ゆっくり出来てるのかなってさ。
昴:ああ、出来てるぞ。嫌じゃねーなら、風呂も寝るのも毎日一緒な。オレ毎日頑張ってるからご褒美だ。一緒だと癒される。…良いよな?
なまえ:…うん。
昴:でも、オレだけじゃ不公平だよなあ…お前も毎日頑張ってるのに。よし、お前のご褒美も決めよう。何が良い?
なまえ:急に言われても…。僕は、もう充分幸せだしなあ…。
昴:お前は…(ぎゅっ)…謙虚なヤツだな。
なまえ:えー昴、知らないのかー?僕は欲張りだぞ?
昴:どこがだよ?お前から服だのアクセサリーだの、物ねだった事ねーじゃん。
なまえ:ふふ、そんなものより、もっとずーっと周りの女の子みーんなが欲しがるすごいもの、ねだってるんだよ。しかも独り占めしたいんだ。
昴:ん??なんかおねだりされてたか?
なまえ:うん。
昴:…わりー、オレ、気が付かなくて。何が欲しいんだ?言ってくれ。
なまえ:ん?あのね…。僕が欲しいのは…昴だよ…。みんなが欲しがるけど、誰にもやらないんだ。僕だけが独り占め…。ふふ…凄く贅沢で欲張りでしょ?
昴:……はぁー、やられた(赤い顔で)やっぱりお前にはかなわねー。なあ、ずーっと独り占めしててくれよ?
ちゅ。ちゅ。今日も2人はお互いの頬と唇にキスする。ありがとうと愛してるを込めて──
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