なまえ:はぁ……びっくりした。
彼女がオレに抱き付く。なだめながらベッドに入れて、時計を見る。
なまえ:何時?
昴:5時……。
なまえ:……外国の人は、早起きなのか?
昴:あ、あれだ! 昨夜頼んだシャツ合わねーと困るからじゃねーか? ちょっと着てみろ。
彼女はさっそく、着てみる。
なまえ:うん、大丈夫。
昴:よし、アルベルトさんにメールしといた。じゃー、まだ早いよな?
なまえ:だね。もう少し寝ようか……ん? 自分で脱ぐよ?
昴:遠慮するな。
なまえ:あっ! ちょっ、ちょっと?
昴:ん? オレとロブたん間違えたおしおきしねーとなー。
なまえ:え? 間違えたおしおきって……そんなー。僕、寝てたしー無理だよぉ。
昴:じゃー、大人しくおしおきを受けなさい。(ちゅっ)
なまえ:……っん、朝っぱらから?
昴:ん、おしおきに朝とか関係ねーの。
なまえ:もー、わがまま。ふふ。しょーがないなぁ。昴王子もアルベルトさんにお説教してもらう?
昴:オレの執事はアルベルトさんじゃねーもん。うちの執事は誰よりも可愛い。ほれ、このように。
ちょっとおどけて言って彼女の鼻先を指先でちょんちょんと指す。
昴:可愛いんだけど、ちょっと生意気だな。みっちりおしおきしてやるな?
なまえ:みっちりは困りますよ? 王子。お手柔らかに。ふふ……(ちゅっ)愛してるよ。
昴:オレも。
指を絡め、オレ達はもう暫く甘いひとときを過ごす事に……。
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