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ロベルト:あーあ、やっぱりあれは全然かなわないな。
ジョシュア:まったくだな。
キース:俺は元から興味ないですよ。
ロベルト:全くキーちゃんは素直じゃないなぁ。しっかり踊ったくせに。グレンたんは良かったの?
グレン:それこそ興味ありませんよ。俺にはプリンセスがいますから。
エドワード:けれど、本当におふたりとも、良い表情(かお)をしますね。
ウィル:ああ。我々にあの表情(かお)をさせるのは無理だな。
キース:あの女……。あいつと話してる時、俺達の存在を忘れていたろう。そんな扱いは生まれて初めてだ。全く。
ウィル:フッ……確かに。
グレン:そもそも、愛し合う2人の間に入ろうとするのが間違いですよ。
エドワード:そうかも知れませんね。でも、一際目を引く可憐な花が咲いていたら、手を伸ばしたくなるものですよ。
ロベルト:彼女、可愛いし、今まで周りにいないタイプで、興味出ちゃうよね。
キース:でもあの女、目が悪いな。
ジョシュア:目が悪いとは?
キース:目の前に、こんな良い男がいるっていうのに、あいつばかりを見てやがる。
ロベルト:ははは。キーちゃん、それヤキモチ?
キース:ヤキモチじゃなく事実です。
ロベルト:はい、はい、そういう事にしておいてあげるよ。でも明日から楽しみだなぁ。
ジョシュア:あの2人が警護につくのか?
ロベルト:そうお願いしといたよ。
ウィル:……そうか。
エドワード:楽しくなりそうですね。
キース:どうでも良いですけど、本当にあんなチビで大丈夫なんですかね。
グレン:明日になればわかりますよ。
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