─夜、昴の家─
なまえ:ねぇ昴、僕達、付き合っただけなのに結婚のお祝いみたいにこんなにもらっても良いのかな。この桂木さんがくれたの、小型ハンディカムだよ。これ高いんじゃない?良いのかな…。
昴:んー確かにな、桂木さんは家電に強いからな。これ最新のなんじゃないか?超コンパクト超軽量…奮発してくれたな。後で何かお返しするか…。
昴:海司と結菜のはワンピースか、カントリーっぽいの、ロリータっぽい、清楚っぽいの、何着あるんだ…リボンとぬいぐるみが付いてる。これ、可愛いな。
なまえ:あ、結菜姉ちゃんから手紙がついてる。えーっと『なまえちゃんの事だから服は男の子みたいなのばっかりでしょ?彼氏が出来たんだから可愛い格好もしてね。なまえちゃんは可愛い感じが似合いそうだと思って選んでみました。何着かは、私のお古だけど、可愛く着飾ったら後で又写メ見せて下さいね。』…だって(テレ)。嬉しいけどこんなに女の子、女の子したのとか…僕に合うのかな…こういうのは僕みたいのじゃなくて可愛い娘に似合いそう…。
昴:いや、どれも似合うと思うぞ。お前、ベビーフェイスだからな。可愛いのぴったりじゃないか?
なまえ:え?そうなのか?…かっこいいとか、たまに言われるけど…そういうのは言われた事ないな…。
昴:それはお前、顔ってより中身的なもんが大きいだろ。表情とか行動とか仕草とか、後は普段の格好とかもな。
昴:でも、顔で言ったらベビーフェイスだろ。
昴:又、お前は…そんな自信なさそーな顔して。本当、分かってねーなー。よし、騙されたと思って着てみろ。そうだなー。この白と黒のロリータっぽいのにするか。
なまえ:に、似合わなくても笑わないよね?
昴:ああ、笑わないよ。それに似合うんだって。早くしねーと、オレが脱がして着せるぞ?
なまえ:わ、分かった。着て来るよ。
昴:あ?ここで着替えちゃえよ。
なまえ:え?ここで?
昴:ああ、いつも一緒に風呂入ってんだし、やる事もやってんだし、今更だろ。
なまえ:そ、そうだけど…。
昴:あー分かった。オレが着替えさせてやる!
なまえ:えっ!あ!
……あっという間に着替え&メイク終了ー!
昴:ほーら、可愛いじゃねーか。
その後、ぬいぐるみを持たせプチ撮影会を始めた。
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