後藤:フッ、恥知らずなローズマリーに付き合わされる なまえの身になってみろ。
昴:チッ!
ムカッと来て言い返そうとした時、彼女が割って入り、ピンと立てた人差し指を後藤の口の前にスッと出し、後藤が言おうとしていた次の言葉を止めた。そして、その指を自分の唇の前に引きこう言った。
なまえ:シィー、ストップ。それ以上は言わないで?今日は僕達の大事な日だから。ケンカ、させたくないの。……ごめんね。
と言って後ろの石神、こっちをチラチラと見てた桂木班の連中に頭を小さく下げた。
なまえ:お仕事の邪魔してごめんなさい。僕達、移動しますから。
石神:後藤、行くぞ。任務中だ。(ペコっと軽く頭を下げ)失礼。
後藤:はい。……邪魔して悪かった。
なまえ:いいえ、警護、頑張って下さい。
ムッとするオレの背中をなだめるみたいにぽんぽんと叩き、微笑んでオレを促した。
なまえ:行こ、ね?
オレの手に指を絡め恋人繋ぎをして促すように引っ張った。
つられて渋々2、3歩歩き出すオレをなだめるように声を掛ける。
なまえ:昴ぅ?怖い顔しないの。ほーら、ご機嫌直して?
ね?と言いながらチュッと頬にキスをくれた。
昴:だな。ブスッとしてたら勿体ねーな。もっと楽しもう。
彼女にこたえ笑ってみせる。嬉しそうに微笑んで『うん!』と頷く彼女の頭を撫でて歩き出す。
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