予約を入れておいたキャンドル体験教室に2人で行く。まず、どういうキャンドルを作るか決めるんだが、とりあえず彼女に希望を聞いてみる。
昴:なまえ、どういうのが好き?
なまえ:んーこのケーキみたいのも可愛いけど。でも、炎を灯すんならこういう大きめのやつのが──あ、見て このグラデーションのすごく綺麗……。これ良いなあ。
昴:本当だ。綺麗だな。
なまえ:あ!こっちのも綺麗。
店員:これはジェルキャンドルですね。これはここで炎が消えますからこのデコレーションの部分は残りますよ。
なまえ:ならずっと記念に飾って置けるね。
店員:お好きなガラスの器を選んでもらって、中に入れるガラスパーツや貝殻やなんかを選んで、こんな風に砂を入れても素敵ですよ。ジェルの部分の色も選べますし香りもつけられます。
聞いてる内にワクワクして来たのか彼女が目をキラキラとさせている。
なまえ:へぇー、両方良いなぁ。
店員:完成までグラデーションキャンドルが2時間程度、ジェルキャンドルは30分位ですけど両方作りますか?
なまえ:え?大丈夫なんですか?
店員:混んでる時は出来ないですが、今日はゴールデンウィークの後で空いてる時期ですから大丈夫ですよ。
彼女がオレを見る。顔に書いてあるってこういう事だろう。まさにやりたくて仕方ないって顔だ。
昴:ふふ。良いよ。両方やるか。
なまえ:わーい!やったー!
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