窓から射し込んだ朝の光でオレは目を覚ました。
彼女は今朝もあどけない顔で眠っている。
昴:フッ。毎朝見てる寝顔すらいまだに可愛くて好きなんて、確かに恋の病だな。
なまえ:……フフ。
楽しい夢でも見てるのか彼女が少しフニャと笑い「ん?」と注目してると
なまえ:……ス……バル。ミテ……ホ……ラ。ムニャ……ムニャ……クー……クー……
小さく微かにオレの名を口にする。
昴:クス……。姫はオレに何、見せようとしたんだ?楽しそうだな。起きたら聞いてみるか。覚えてるかな……。
窓から降り注ぐ朝の光が彼女の白く柔らかな頬を照らす。穏やかな幸せを感じながらそっと頬を撫でる。
昴:あー、この頬っぺ。いつ触っても柔らけーな。気持ちいー。んとに赤ちゃんみてー。
昴:しかし、毎日外出て働いてんのに色、白ーぇよな。……高い化粧品つけてるワケでもねーし。不思議。
昴:あ、アレやってんな。緑茶。二煎目の茶薄めて洗顔したり、小麦粉混ぜてパックとかグリセリン混ぜて緑茶化粧水とか風呂にも入れてお茶風呂入ってるよな……アレが効いてんのか。
昴:だけど、パックにしたって緑茶だ、蜂蜜だ、ヨーグルトだ、卵白だ、って安上がりなのばっかだな、もしかして遠慮してんのかな……。
そんな事を考えながら、無意識に頬っぺたをすりすりしてたようで
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