─翌朝─
ベッドにむっくり起きてボッーとした顔で座ってるなまえ。
昴:おはよう。なまえ。具合はどうだ?(頬にキスした後、頭をヨシヨシしながら)昨夜はよく眠れてたな。
なまえ:んー。昴、おはよう。具合はだいぶ良いよ!
昴:良かった。フッ。お前、髪の毛跳ねてるぞ。さあ、ご飯食べて支度するか。今朝はお味噌汁とお粥にしてみたよ。食べられそうか?
なまえ:うん、ありがとう。いただきます。
─食後─
なまえ:えっ!!こ、これ?
昴:ああ、今日から夏の間はこれ。オレが選んだんだ。きっとどれもお前に似合うぞ。
昴:なぁ、なまえ、お前は男装のが落ち着くだろうけど、今は身体が弱ってるだろ?あの格好は負担になるんだ。だから嫌かも知れないけど我慢してくれ。
なまえ:昴…。…うん、分かった。それにしてもこんなに?下着からメイク道具に靴やバッグまで…下着とか昴が買いに行ったの?入り辛かっただろ?
昴:ああ、知り合いのショップでな、男女共に下着から服まで扱ってる店があってな。そこで用意した。ま、最初は少し勇気いったが…でも、最近は彼女のプレゼント買いに来る男も結構いるんだと。それにお前に似合いそうなの選んでる内に周りはどうでも良くなっちまった。
なまえ:昴…僕の為にありがとう!でも凄くお金かかったろ?いっぺんには無理だけど僕、分割して返すからね。
昴:バァカ、そんな事気にするな。メイクはオレがやってやるから着替え済んだら呼べよ?それとも…(ニヤリ)着替えさせて欲しい?
なまえ:えっ?あ、ええと、き、着替えは自分で出来るよ。うん。
昴:そうか、残念ー
笑いながらベッドルームを出て行く昴
*****
昴:出来た。どうだ?
なまえ:え?これが僕?大人っぽい。すごい…。昴、メイクもプロ並み…。ミイコもすごいと思ってたけどもっとすごいね。びっくりした。
昴:そりゃーお前、ミイコよりオレのがお前を愛してるからな。お前の事なら負ける気はしねー。でも…失敗した。
なまえ:え?どっかおかしい?やっぱり僕には似合わないか?
昴:ん?その逆。
顎を持ち上げキスをする。
なまえ:…っん…。
昴:綺麗にし過ぎた。いい女過ぎ。気を付けねーと、野獣共に横取りされそう。
なまえのシャツのボタンを外す昴。
なまえ:えっ?えっ?す、昴?
あたふたするなまえを引き寄せると首と鎖骨に吸い付きチリッと赤い痕を残す。
なまえ:あっ…。
昴:そんなに色っぽい顔されるとこのまま続けたくなるんだけど。
なまえ:え?(ハッとして鏡を見て)あ!これ見えちゃうんじゃ…。
昴:野獣避けだ。オレのだってしるし。なんなら、もっとつけとくか?(ニヤリ)
なまえ:えっ!あ、えっと…あ、ち、遅刻する!い、行こう!
昴:プッ…お前、面白過ぎ。
なまえ:もぉ!…遊ばないで(赤くなる)
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