世間ではゴールデンウィークが始まる４月の末、オレ達はいつもと変わらず仕事に明け暮れる──いや、いつもより忙しいかも知れない。
穂積：今日は。昴とチビ助は、応援の小野瀬と３人で交通指導に北区の学校に行く日ね。頼むわよ。
昴・なまえ：はい。
如月：恒例の［ゴールデンウィーク 交通ルールを市民に教えようイベント］今日、チビ達か。
藤守：北区の学校なら危険運転の実演指導があるんちゃう？
なまえ：はい♪
藤守：ええなあ。チビー、俺と変わってー。書類頼むわー。
なまえ：え゛ーー。
明智：小野瀬さんも一緒か？
穂積：そうよ。もしもの場合の暴動制止要員。チビ助、学生と喧嘩するんじゃないわよ？
なまえ：え？
穂積：今日の学校なかなか元気が良いの揃ってるって話だから。
なまえ：そんなのしませんよ。もー、人聞き悪いなあ。だいたい昔だってこっちから売った事ないし。襲われたから応戦した、謂わば正当防衛みたいなもんだし、それに今は僕だって警察官なんだから。ひどいなー。
穂積：はいはい。分かった分かった。念のために言っただけでしょ？悪かったわよ。そんなタコふぐみたいな顔しない。
なまえ：タコふぐ？何です？それ、初めて聞いた。
穂積：タコとふぐが合体した今のアンタみたいなやつよ。ほーら、これで帰りにたこ焼き買って来て良いから機嫌なおしなさい。
藤守：元気がええて、ヤンキー校ですか？
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